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『シザーハンズ』 クリスマスといえばやはりこれ!ティム・バートン監督・ジョニー・デップ主演!おセンチファンタジーの決定版!雪はなぜ降るの?

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『シザーハンズ』
Edward Scissorhands


監督  ティム・バートン

1990年
アメリカ
105分



いよいよクリスマス!
気が早いところではハロウィンが終わった瞬間から
ツリーを飾ったりしてますが
今年は連休明けがイヴという事で
いやがうえにも気持ちが盛り上がってきますね!

って事で今回はクリスマスにピッタリの作品を紹介します。
色々ある中でやっぱり定番をチョイスしてみました。

ティム・バートンの代表作の一つ
『シザーハンズ』です!


『雪はなぜ降るの?』人間の中にある普遍的なものを描いた恋物語


あらすじ

発明家の博士によって生み出された人造人間。
名前はエドワード。
博士と幸せな日々をおくっていたが
完成直前に博士が急死してしまい
エドワードは両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
おばけ屋敷のような丘の上の家で
孤独な日々を送っていた彼の元に
ある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。
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ペグは彼に同情し、自分の家に連れて帰る。
初めての人間社会に戸惑いつつも
エドワードは植木を綺麗に整えたり
ペットの毛を刈ったりと徐々に人気者になる。
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エドワードはペグの娘キムに心奪われ彼女に恋をするが
心無い人々によって彼の居場所が少しずつ無くなっていく。




ティム・バートンの真骨頂!
彼にしか作れない映画と言っていいでしょう。

1988年の『ビートルジュース』は低予算だったにも関わらず
7000万ドルを超える驚きの興行成績を上げ
一躍注目の監督となったティム・バートン。
翌年の『バットマン』の大ヒットで人気者になりました。
さらにその次の年に発表されたのがこの『シザー・ハンズ』です。
『一番好きな映画』で本作をあげる人が多いですね。
特に女性に多いような気がします。
ジョニー・デップティム・バートンの名前を
一躍メジャーな存在にした作品です。


『人間の中にある普遍的なものを作りたかった』という
その言葉通り、純粋な愛をテーマに
彼ならではの皮肉っぽいユーモアも交え
非常に幻想的でロマンチックな作品となっています。
主役であるエドワードの不気味なのにポップな雰囲気
彼の面白おかしい行動でクスクスっとさせておいて
ラストにはきちんと感動させるというツボまで心得た
なんとも上手な映画作りをする人だと感心させられる作品です。

ジョニー・デップは同年に『クライ・ベイビー』も公開され
一気に人気者になるかと思いきや
それほど知名度は上がらなかったんですよね。
そこからやや辛い時期がありましたが
今となっては映画界になくてはならない
超大物俳優となりました。
そんな彼のフレッシュな演技(なりきり度)は必見!
今でもエドワードが一番好きって人も多いのでは?
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しかしティム・バートンと仲がいいですよねー。
『アリス・イン・ワンダーランド』
『ダーク・シャドウ』
など現在に至るまで
8作も一緒に仕事をしています。
ティム・バートンはことあるごとに
ジョニー・デップを特殊メイクの餌食にしてきましたが
本作のエドワードから白塗り伝説がスタートします(笑)

『ビートルジュース』にも出演していた
ウィノナ・ライダーがヒロインのキムを演じています。
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まだ田舎っぽいイモねえちゃんな雰囲気が可愛いです。
この映画で彼女の知名度は一気に上がり
たくさんの話題作に出演するようになりました。

そう言えば彼女
クリスチャン・スレーター(懐かしい!)と別れてから
本作がきっかけでジョニー・デップと婚約して
結局別れちゃったんですよね。
映画雜誌のゴシップネタが好きだったので
こういう余計な事まで覚えていたりして(笑)


徹底的にこだわり抜いた美術 夢の世界のような作品


この映画の魅力の一つが
絵本のようなロケーション。
それから徹底的にこだわり抜いた衣装や小物です。

エドワードの衣装やハサミ
そして髪型や特殊メイクは本当に素晴らしく
不気味さとキュートな雰囲気が混在する
ティム・バートンにしか作り出せないキャラクターです。
エドワードの心はハート型のクッキーなんですよ!
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なにその可愛らしい設定!

それから背景のトーンを変化させるという技法。
独特の世界観を体感させるエッセンスになっています。

人間社会のゴテゴテとしたエゴを感じさせる
外国のお菓子のようにカラフルな街
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可愛らしいけど住みたいとは思わない(笑)

それとは対照的に描かれるのがエドワードの家
暗闇の中、小さな光がさすだけなんです。
このようにトーンを変化させることによって
まったく違う世界で生きている事を表現しています。
こういう魅せ方がうまい監督ですね。

そういえば『ビッグ・フィッシュ』
『チャーリーとチョコレート工場』
でも
現実を落ち着いた色で、夢の世界をカラフルに描くという
トーンの変化で世界観を構成する技法が使われています。

『バットマン』のゴッサムシティもそうですが
背景、小物への徹底的なこだわりは凄まじいもので
始まった瞬間から観客の心を一気に持っていくという
こだわり抜いた世界観にファンは夢中になっています。


純愛をテーマにしつつも皮肉やユーモアが溢れる『おとぎ話』


『感動の名作!』みたいに絶賛する方もいますが
個人的にはそんなに大げさな作品ではなく
どこかで聞いた事がある『おとぎ話』のような
おセンチ・ファンタジーって印象。
というか正直に言いますと
この映画は何度も観たくなるタイプの映画ではないんです。
というのもエドワードが可哀想すぎるんですよね(笑)
汚れを知らない純粋な彼が
ただ愛する人を幸せにしたいと思っただけなのに
利己主義丸出しの人間社会に追い詰められていく姿は非常に残酷で
もう見てられないんです。好きだけど観れない(笑)
女性目線だと何度も観たくなるんですかね?
今日久しぶりにDVDを観ましたが
見事に泣いてしまいました。
あれ?疲れてるのかな俺。


『雪はなぜ降るの?雪はどこから降るの?』
幼い子供のそんな言葉から始まるこの物語。
ティム・バートンの魔法が遺憾なく発揮されていて
心に残る物語と美しく幻想的な映像はお見事の一言。

『なぜ雪が降るのか?』
その答えは映画の最後に明らかになります。
冬に観たくなる素敵な映画です。
クリスマスにいかがですか?








[ 2013/12/22 14:43 ] ファンタジー | TB(0) | CM(0)

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