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『シャイニング』 冬の映画といったらコレ!キューブリックの大傑作ホラー映画!

eiga095.jpg
『シャイニング』
The Shining


監督  スタンリー・キューブリック

1980年
アメリカ
143分



急激に気温が下がってきましたね!
布団から出るのが苦痛になってきました。
さて、冬の映画といったら何を思い浮かべますか?
クリスマス関係の作品でしょうか?

今回紹介するのはまさに冬の映画!しかも極寒!
『シャイニング』です!
スティーヴン・キング原作の小説を
スタンリー・キューブリックが映画化したホラーの傑作です!
映画を観た事がなくても、このジャケットは知ってるのでは?
それくらいインパクトのある顔ですよね(笑)
ジャック・ニコルソンといったらもうこの顔です。

完璧主義者キューブリックが描く芸術的な『恐怖』


あらすじ
小説家志望のジャックは求職中であった。
そこで彼は魅力的な仕事を見つける。
山頂にあるホテルの管理人職。
仕事の内容はそれほど難しいものではなく
雪が深く冬期には閉鎖されるホテルで
暖房を絶やさずに春まで過ごすというもの。
静かな環境が欲しかったジャックにとっては
願ったり叶ったりの仕事である。

しかしこのホテルはいわくつきの物件であった。
以前の管理人が孤独に心を蝕まれ
家族を斧で惨殺し、自分も自殺するという事件があったのだ。
それでもジャックはこの仕事を引き受ける事にする。
Shining06.jpg
妻のウェンディ、一人息子のダニーと共に
住み込みの仕事が始まった。

息子のダニーは不思議な能力『シャイニング』を持っている。
Shining05.jpg
未来が予測できたり、普通の人が見えないものが見えるのだ。
ダニーはそのホテル内で様々なものを目にすることとなる。

外界と隔離された雪山のホテルで、3人だけの生活。
一ヶ月が過ぎたころジャックに異変が見え始める。




大傑作!!!
観る者を『怖がらせる』だけではなく
映画としての見ごたえ、完成度が非常に高く
ある意味『完璧な恐怖映画』です。
そして恐怖映画であるにもかかわらず
圧倒的な映像の美しさ!
完璧主義者キューブリックの芸術的映像
豪華な空撮、奥行を感じさせる広角レンズ
無理な角度から狙う手持ちカメラ
よくぞこの角度から撮影したものだと
感心させられる映像がたくさん!
映像だけでドキドキしてしまう映画です。

中でもお気に入りは
幼い少年ダニーがおもちゃの車に乗って
ホテルの中を走り回るシーン。

床ギリギリの位置から後ろ姿を追いかけるカメラ!
ホテルが巨大である事を見せるだけでなく
無人であるはずの建物に潜む不気味な何かを感じさせる
見事なカメラワークです。

超豪華なホテルが無人であるという不気味さ
そして誰も助けに来れない雪山という絶望的なシチュエーション。
さまざまな角度から魅せる映像は溜息が出るほどの美しさ。
この世のものとは思えないほどの美しさが
恐怖を大きく盛り上げてくれます。


難しいことは全部ヤメ!徹底的に削ぎ落とされたシナリオ


この映画の面白さに繋がる要素として
『余計な情報の削ぎ落とし』というのがあります。
限られた登場人物で描く密室劇であるにもかかわらず
登場人物がどういう人間なのかが語られません。
やりすぎなんじゃない?ってくらい説明が少ない!
原作の濃密な情報を徹底的に削ぎ落とすことで
ただ目の前で起こっている恐怖をとらえるという
純度の高い恐怖映画を完成させました。

展開が早くてグイグイ物語が進んでいきます。
前の管理人、数ヶ月の間に何があったのかはわかりませんが
ジャックの場合、感受性が高いのか
勤務一ヶ月ほどでこの有様(笑)
sashie159.jpg
もう何かに取り憑かれたように言動が変わっていきます。
なんでこうなってしまうのかなんて全く説明してくれません。
まあ黙って観てろ!観てりゃわかるから!という
キューブリックの自信を感じます。

一番驚かされるのがダニー『シャイニング』という力。
sashie160.jpg
『シャイニング』というタイトルなのに
その能力が十分に発揮されていない(笑)
霊感の強い少年くらいのレベルで物語が進みます。
ここを端折るか!キューブリック!

三輪車で爆走中。コーナーを曲がると。。。
Shining02.jpg
なんか双子が出てきた!
Shining03.jpg
こんな感じに見えちゃうんですね。


また妻のウェンディですが
怖がる事以外これといって役割がないというのも凄い!
常識的に考えて、愛する旦那が突然おかしくなったら
恐怖とともに悲しさみたいなものがあるはずです。

『あなた!やめて!なぜこんなことを!』
『お願い!いつものあなたに戻って!』


怯えながらも愛する人を助けたいという
妻の気持ちがあって当然だと思うのですが
キューブリックはそこすらも
削ぎ落とします(笑)
とにかく怖がり、ひたすら逃げ回るという
まったく深みのない短絡的な演技をさせる事で
『恐怖映画』としての完成度が高まっています。※褒めてます。
Shining04.jpg
すげー怖そうに悲鳴を上げるので
いつも奥さんの顔で驚いてしまいます(笑)

この大幅な省略に対しキングが激怒!
原作ファンの間でも辛口の批評を浴びたようです。
そりゃしょうがないわって思うほど
シンプルに仕上がっています。

ちなみに原作の『シャイニング』の怖さは
心の中の葛藤にあります。
ジャックは発狂したのではなく
悪霊に利用され、心の弱い部分をつけこまれ
愛する家族を殺そうとするというお話です。

そこを完全に無視してジャックが発狂して襲いかかるという
単純な展開を選んだキューブリックの本作。
もはや原作とは別物と考えてもいいのではないでしょうか。
辛口の評論文をよく目にしますが、一つの映画として考えると
この作品を超える恐怖映画を作るのは難しいでしょう。
それほどこの映画は魅力的であり
永遠に色褪せることのない美しさがあります。

難しい事抜きにして楽しみましょう。
出演者たちの顔芸は永遠に語り継がれるでしょう。
あらゆる意味で一度は観ておくべき映画の一本です。






是非とも極寒の夜にご鑑賞ください。
[ 2013/12/18 14:50 ] ホラー | TB(0) | CM(0)

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