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『悪魔のシスター』 初期デ・パルマの怪奇サスペンス!すでに完成された世界観!

eiga084.jpg
『悪魔のシスター』
SISTERS


監督  ブライアン・デ・パルマ

1973年
アメリカ
92分


ブライアン・デ・パルマ初期の問題作
悪魔のシスターを紹介します。
ジャンルはホラーになるようですが
観た印象としてはサスペンス。
ただ、題材が『シャム双生児』なので
怪奇映画と言った方がピンとくるかも。
ヒッチコック信者の彼ならでは
『サイコ』『裏窓』といった名作への愛が溢れる
なかなかの力作です!
この映画をきっかけに
デ・パルマは注目されるようになります。


原因、動機、全てが謎の殺人事件 犯人に隠された恐ろしい過去


簡単なあらすじ

テレビのクイズ番組に出演したのがきっかけで
ファションモデルのダニエル(マーゴット・キダー)と
黒人青年フィリップ(ライスル・ウィルソン)は
お互いに強く惹かれるものを感じ
夜更けまで酒を飲みながら語り合っていた。
SISTERS07.jpg
そこへ見知らぬ男が現われて
ダニエルに早く帰宅するよう忠告した。
この男はダニエルの前夫(ビル・フィンレー)で
しつこく彼女につきまとっているらしい。
脅えるダニエルを気づかい、彼女の家まで送ったフィリップは
彼女に誘われるまま、その夜を共にする。
翌朝、ダニエルが誕生日である事を知ったフィリップは
ケーキを買って部屋に戻ったのだが
ダニエルはいきなり鋭いナイフをかざして襲いかかる。
SISTERS08.jpg
フィリップは息絶えたが、その殺害現場を
女流記者グレース(ジェニファー・ソールト)は
向かいのマンションから目撃。すぐに警察に通報して
自らもダニエルのマンションに駆けつけたが
惨劇の跡は何もなかった。
警察はグレースの見間違いだと捜査を終了。
しかしグレースは、私立探偵と組んで事件解明に乗り出す。
捜査がすすむにつれてダニエルには双子の妹ドミニクが存在し
かつては双方の身体がつながったシャム双生児だったことを知る。


デ・パルマ気合入ってる!
正直言って全然期待してませんでした(笑)
ヒッチコック作品への愛と
彼ならではの画面遊び
おどろおどろしいストーリー!
まさにデ・パルマ作品!
もう完成しちゃってる感じがします。


謎の女性・ダニエルを演じるのは
スーパーマン (1978年)のヒロインである
ロイス・レーンを演じたマーゴット・キダー。
こういう薄気味悪い映画で
独特な存在感を出せる女優さんは貴重ですね。
彼女の狂気を感じさせる演技は
ある意味一番の見所と言っていいかも。


目撃者であり、真実を探る女流記者を演じるのは
ジェニファー・ソルトです。
正義に燃える姿は勇ましいのですが
やや空回り気味で、彼女の行動すべてが
裏目裏目に物語が進みます。
うそだろ!ってくらいドジだったりするので
イライラするかもしれません(笑)

決定的な証拠品のケーキを発見!
SISTERS01.jpg
急いで警察に見せなきゃ!

・・・って コケる。
SISTERS02.jpg
何やってんだよ!

尾行中。
SISTERS04.jpg
あーあーもう近い近い。

そんなに近いと・・・
SISTERS03.jpg
ほら捕まった。こんなのばっか。


個人的に本作のMVPは
探偵のチャールズ・ダニング!
sashie148.jpg
見た目からしてダメそうな奴なので
あっけなく殺されるんじゃないかと思っていたら
誰よりも早く真相に気がつくという
思いがけない敏腕っぷり!
期待してなかった分、驚いた(笑)
しかし最後にはしっかりとオチが。
この映画の中で唯一の笑える男です。


カルト映画?一般人を遠ざけるタブーでショッキングな物語


この映画はカルトな雰囲気があります。
オープニングからして胎児の写真を多用し
『フリークス』『奇形』という言葉が飛び交い
シャム双生児の写真、体が不自由な人々が映し出される
ある意味ショッキングな内容。
決して一般ウケするものではありません。
しかしながらネットリした怪奇モノではなく
実にあっさりと物語がすすむので
人間関係を深く掘り下げる事を省いている事が
ちょっと物足りなさにつながっています。
それでも90分ほどの作品としては
かなり思い切った内容。

そしてなにより後味の悪さ!
歯切れのいい結末を好む人は
もー!なんなんだよ!って思うかも。
デ・パルマ作品は後味悪いものが多く
本作も『えええ!終わり???』って感じです。
ある意味原点といえる映画。

デ・パルマが好きであれば
一度は観ておくべき作品です!
さらにこの映画の面白さを知るには
ヒッチコック作品を観るといいですね。
色々なシーンでオマージュを感じます。






[ 2013/11/13 13:39 ] サスペンス | TB(0) | CM(4)

観てないんですが、この記事読むと見たくなっちゃいますねえ(^O^)
むかしロードショーとかの映画雑誌買ってたころ紹介がのってて、また気持ち悪そうな映画だな、って思っちゃって。
なにしろエクソシストとかヘルハウスとかの頃だし、タイトルが悪魔のシスターだし(笑
さらにマーゴット・キダーが怖そうな暗そうな顔だし(^_^;)
彼女がスーパーマンのヒロインに選ばれたときはちょっと意外でした(笑
[ 2013/11/13 15:27 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

暗ヲさんこんにちわー!

> 観てないんですが、この記事読むと見たくなっちゃいますねえ(^O^)

ははは(笑)レンタルする時(暗ヲさん観てるかな?)って思いました(笑)
観てなかったんですねー。
初期の作品ですが、すでにデ・パルマっぽさがあって面白かったです。

> むかしロードショーとかの映画雑誌買ってたころ紹介がのってて、
また気持ち悪そうな映画だな、って思っちゃって。

たしかにオープニング観た瞬間『うわぁー・・グロかなぁ?』って不安になりましたが
始まってみるとヒッチコック的なサスペンスでした。
ショッキングな描写もありますが、ホラーとかオカルトが苦手でも大丈夫なレベルです。

> なにしろエクソシストとかヘルハウスとかの頃だし、タイトルが悪魔のシスターだし(笑

確かにタイトルがねー。
でも悪魔的要素はあまりなかったですね(笑)

> さらにマーゴット・キダーが怖そうな暗そうな顔だし(^_^;)

彼女が一番怖い!ある意味本編より怖いです!
大傑作!とは言えませんが
デ・パルマ好きだったら一度は観ておきたい作品だと思います。
[ 2013/11/13 15:48 ] [ 編集 ]

来ましたねぇ!

デ・パルマ好きとしては外せない一本ですよ、これは!

おっしゃるとおり、もうすでにこの時点で完成されてるんですよね。
スプリットスクリーン、ヒッチコック遊び、怪奇趣味など、
すでに全開です(笑)

後味の悪さもデ・パルマ映画の特徴のひとつですよね。
ラストの電柱に登っているチャールズ・ダーニングの姿が最高です!
[ 2013/11/13 18:09 ] [ 編集 ]

Re: 来ましたねぇ!

スパイクロッドさんコメントありがとうございます!

> デ・パルマ好きとしては外せない一本ですよ、これは!

昨日初めて観ましたが、驚くほど完成してますね!

> おっしゃるとおり、もうすでにこの時点で完成されてるんですよね。
> スプリットスクリーン、ヒッチコック遊び、怪奇趣味など、
> すでに全開です(笑)

映画作るの大好きなんでしょうね(笑)
すごいの作ったるー!の気合いが凄い!

> 後味の悪さもデ・パルマ映画の特徴のひとつですよね。

そうなんですよねー。
終わり方がいつも不思議(笑)
独特の美学があります。

> ラストの電柱に登っているチャールズ・ダーニングの姿が最高です!

探偵どーなったんだよ!って思ったら(笑)
こんな結末がまっていたとは!
爆笑でしたー!
[ 2013/11/13 18:49 ] [ 編集 ]

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