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『パリ、テキサス』 ヴィム・ヴェンダース監督最高傑作!一生に一度は観て欲しい映画

eiga059.jpg
『パリ、テキサス』
Paris,Texas

監督 ヴィム・ヴェンダース

1984年
西ドイツ フランス
147分



ロードムービーの金字塔
『パリ、テキサス』を紹介します。

監督はロードムービーの名匠
ヴィム・ヴェンダース。
西ドイツ・フランス合作映画である本作で
第37回カンヌ国際映画祭で
最高賞パルムドールを受賞しています。

『ことの次第』
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞

『ベルリン・天使の詩』
カンヌ国際映画祭監督賞

『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』
カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ

などなど数々の受賞作品を作り上げた名匠ですが
『パリ、テキサス』は彼の代表作と言っていい傑作です。
今回はブルーレイで鑑賞しましたが
1984年とは思えぬ美しさです!


一人の男が絶望した時、一心不乱に歩きはじめた。


簡単なあらすじ

砂漠をさまよっていた男が発見される。
それは4年前に失踪したトラヴィスだった。
弟ウォルトは彼を迎えに行くが
彼には口もきかず、何も覚えていない様子だった。

sashie125.jpg
※4年でこんな感じに仕上がりました。

ウォルトの家に居候する事になったトラヴィス。
そこで7歳に成長した息子と再会。
トラヴィスは息子に再会する事で
徐々に自分を取り戻していく。
そして『何故家族がバラバラになったのか』に気がつき
妻を探し出し、再び息子のもとへ連れてくる事が
自分の仕事だと思いはじめる。


この映画は
『歩き続ける男』
『兄弟の旅』
『息子との出会い』
『息子と母を探す旅』
という流れで話が進み
トラヴィスが自分を取り戻す旅を描いた作品。

ひたすらに歩いていた彼の目的地は
『テキサスにあるパリ』
パリって土地があるんだそうです。
両親が愛し合った場所という記憶のみで
ひたすらに歩き続けていました。
そこに辿り着けば
本当の自分を見つめ直す事ができる
間違った自分を否定できる
新しい自分に生まれ変われる
なんの確証もないけれど
すべてに絶望した彼には
それしか思いつかなかった。
だから一心不乱に砂漠を歩いていたのです。

うーん。。。
この映画は観て欲しい!
だからネタバレできない!


決してセリフは多くないが 非常に魅力的な登場人物たち


なんと言ってもトラヴィスの存在感!
ハリー・ディーン・スタントンです。
paris10.jpg
こんなのが急に家にやってきて
本当の父親だと紹介されたら・・・
息子ビックリしますよ・・・

息子のハンターが可愛い!
初対面から徐々にパパに慣れていく感じが
この映画をほっこりさせてくれます。


突然に父が訪問。
Paris01.jpg
4年ぶり。

あせる息子ハンター。
Paris02.jpg
そりゃそうだ。

8ミリ映像を懐かしむ父
Paris03.jpg
それを見るハンター。
まだこの距離感。

8ミリ映像を観終わると
父に興味をしめす。
Paris04.jpg
急接近!

父が旅に出ると知り
Paris05.jpg
まさかの『僕も行く』発言!

車内ではしゃべりっぱなし!
Paris06.jpg
しかも宇宙の誕生について。

喋りつかれてグースカ。
Paris07.jpg
もうベッタベタ!
ハンターがこの映画の救いと言っていい存在です。


妻のジェーンはナスターシャ・キンスキー
Paris09.png
美 貌 !
もう凄いんですよ。とにかく綺麗。

チョイ役で出演していたジョン・ルーリー
Paris08.gif
『パーマネント・バケーション』
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でお馴染み。
濃いなぁ・・・。


ヴィム・ヴェンダースが描く『愛』の深さ


『パリ、テキサス』は
崩壊してしまった家族の物語なのですが
何故この三人の関係が壊れてしまったのか?
それはトラヴィスの強すぎる愛のせいで
心に悪魔を宿してしまったから。
愛があれば全て上手くいくなんて
世の中綺麗事だけで回っているわけではない。
そもそも『愛』とは恐ろしいもので
愛が強ければ強いほど相手を嫉妬し
離すまいと束縛し
嫌われまいと言いなりになってしまう。
心の中に悪魔が生まれてしまうのです。

トラヴィスは今でもジェーンを愛しており
ジェーンもまたトラヴィスを愛しています。
ハンターも両親を求めています。
それなのに三人でいる事ができない。
この映画の悲しさはここにあります。
Paris11.jpg
溜息が出るほど美しい映像と
ライ・クーダーのスライドギターの音
ゆっくりと、それでいて無駄がなく進む物語
人を愛する事とは?
愛される事とは?

甘ったるいメロドラマじゃなく
壊れた人間関係にスポットを当てることで
より深くテーマを掘り下げるという
もう見事としか言い様がない映画でした。
『完璧』という作品かもしれません。
永遠に色あせないロード・ムービーの大傑作です。









[ 2013/10/02 15:45 ] ロードムービー | TB(0) | CM(0)

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