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『ドライヴ』 クールに疾走するクライム・サスペンス!叶わぬ恋に泣け!

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『ドライヴ』
Drive

監督 ニコラス・ウィンディング・レフン

2011年
アメリカ
100分


上映直後からとにかく話題だった映画
『ドライヴ』をご紹介します。
この映画を観たばかりの頃は
『最近面白い映画あった?』と聞かれたら
『ドライヴ!』と即答していました(笑)




『ドライバー』と呼ばれる男には名前も過去も無い


ドライバー(ライアン・ゴズリング)
昼は自動車修理工場で黙々と働き
依頼があれば危険なカースタントの仕事もしています。
そして『逃がし屋』という危なっかしい仕事も。
逃がし屋とは強盗を逃がす専門の運転手。

『待つのは5分だけ』
『連絡は最初の1度だけ』
『銃は持たず運転だけ』


このルール範囲内の仕事であれば100%逃がしてやるという
プロフェッショナルな男です。
sashie097.jpg
彼の逃がし屋としての顔はオープニングで見る事ができます。
ハリウッド映画的ド派手なカーチェイスではなく
一気にトップスピードで走り出したと思ったら
暗闇の中に隠れ、息を潜めるという
忍者のようなドライヴテクニック!
これが妙にリアルで生々しいのです。
ギリギリの緊張感の中、警察の追跡を完璧に逃れ
人ごみに消えていくドライバー。
ゾクゾクします。

では簡単にあらすじを。

ドライバーは、隣の部屋に住む
子持ちの美女アイリーン(キャリー・マリガン)に惹かれます。
二人はドライブに出かけたりと休日を共に過ごすようになりますが
彼女には現在服役中でまもなく出所予定の旦那が。。。

ほどなくして夫のスタンダードが刑期を終え出所。
アイリーンは家族との生活が始まり
ドライバーの恋は終わ・・・ったかのように思われたのですが

ある日、ボコボコにされ血まみれで倒れているスタンダードを発見。
どうやらその夫、服役中に厄介な組織から借金をしており
『強盗をしろ』と追い詰められているのだとか。
ドライバーはアイリーンの夫を助ける為、逃がし屋となり
ギリギリのバランスで保たれていた人生が崩れていきます。
後日、強盗を決行するのですが
全ては組織の罠だと知り。。。


といったストーリーなのですが
非常にシンプルで『物語で魅せる』タイプの映画でありません。

淡々とした展開の中にエッジの効いた演出があったり
登場人物のちょっとした表情の変化が生々しかったりと
想像力を働かせて『行間を読む』タイプの作品です。

ちなみに彼の過去は一切語られません。
それどころか名前すらありません。
ただ劇中では『ドライバー』と呼ばれています。
自分の命に価値感じていないような仕事選び
感情の起伏を感じさせない表情
家族もなく何も語らない孤独なドライバー。
そのクールで謎めいた雰囲気は
なにか暗い過去があるのでは?と深読みさせます。
どこにでもいそうな冴えない青年が
完璧で超絶な運転技術を持っている不気味さ。
それが主人公を恐ろしい程に魅力的にしています。


2011年を代表する世界が絶賛した映画


監督はニコラス・ウィンディング・レフン
知る人ぞ知るといった監督でしたが
今作『ドライヴ』はあらゆる方面から大絶賛!
カンヌ国際映画祭・監督賞をはじめ
多数の賞を受賞!
この大ヒットきっかけに
過去の作品が相次いで劇場公開・ソフト化されました。
クールでバイオレンスな作風は
クエンティン・タランティーノあたりと比較されますが
デビュー当初から独特の世界感を構築していて
研ぎ澄まされた神経質なカメラワークや
光と影のコントラストを強調した映像美は
デヴィッド・リンチの影響も感じさせます。

主役のドライバーを演じるのはライアン・ゴズリング
現在32歳で、大注目されている俳優の一人です。
本作の演技は見事の一言!
この映画のおかげで彼の名前を覚えました(笑)
背中にサソリの刺繍が入ったジャケットに革手袋という
超個性的(?)なファッションの主人公です。

アイリーンを演じるのはキャリー・マリガン
アイルランド人の血を引いているのもあってか
どこか儚げで犯罪的に可愛いんですよねー。
sashie098.jpg
こんな女性が隣に住んでたら好きになるわ~と(笑)
彼女は本作で英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネート。
最近ではディカプリオ主演の『華麗なるギャッツビー』
デイジー役を演じました。


男が行動で魅せる無償の愛 暴走するロマンス


この映画の魅力の一つは『ロマンス』です。
ドライバーの真っ直ぐな想い。
何故そこまで?と思うはず。
ほんの数回ドライブしただけなのに・・・。
自業自得でボコられた旦那なんてほっとけばいいのに
『アイリーンにも危険が及ぶかもしれない』
旦那を助けちゃうんです。
その行動で気付かされます。
彼にとってアイリーンはそれほど大きな存在だったのだと。

バランスを崩したドライバーは暴走していきます。
人を殺す事でさえ何の躊躇もありません。
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『全ては彼女を守る為』
この目的達成の為、クールに遂行される殺人の狂気!
そのリアリティあふれる残酷描写!

そしてこの映画の最大の見せ場と言っていいのが
『エレベーター』のシーンです。
sashie099.jpg
是非見て欲しいのでネタバレは書きませんが
超絶にロマンチックでバイオレンスな演出に腰を抜かしました。

ダーティーなヒーロー像


孤独でダーティーな主人公と言えば
タクシードライバーのトラヴィスが思い出されます。
トラヴィスは命をかけて戦ったベトナム戦争から帰還。
ところが帰ってきたアメリカは
麻薬と売春にまみれた腐れ切った国でした。
やがて彼はアイデンティティを見失い
社会への不満や孤独に追い詰められ
自分が生きる意味に飢えて狂人化していく自己中心的人物

しかし『ドライヴ』の主人公は決して狂ってはいません。
何かしら欠落した人間かもしれませんが
社会やアイデンティティには無関心であり
何事もクールに決断するブレない男です。
行動する事でしか表現方法を知らないという点では
自己中心的とも言えますが
何かに導かれるように突き進む
一直線に生きる姿は痛々しいほど。
彼にはトラヴィスには無い『ヒーロー像』を感じます。
それよりは西部劇の主役の方が近いかもしれません。

ドライバーは『一緒にいる事』ではなく
自分にしかできない方法で彼女を守ろうとします。
この切なさを是非感じ取っていただきたい!


■映画を盛り上げるサウンドトラックにも注目!
この映画の魅力を上げていくと

ライアン・ゴズリングの名演
無駄がなくスピード感溢れるカメラワーク
狂気に満ちたバイオレンス映像
切なすぎる恋


などなど注目すべき点が多々ありますが
忘れてはいけないのが
映画を盛り上げる劇中の音楽!
今作のサントラは超絶おすすめです!

Drive
Drive 【Soundtrack】

Night Call - Kavinsky & Lovefoxxx
Under Your Spell - Desire
A Real Hero - College Feat. Electric Youth
Oh My Love - Riziero Ortolani & Rina Ranieri
Tick of the Clock - Chromaticss
他 全19曲


どの曲も素晴らしく、頭から離れなれなくなります。
聴いているだけで夜の街をドライブしている気持ちになれる名盤!


ストーリーそのものは実にシンプルであり
凝りまくったプロットや
感動的な展開があるわけではないのですが
感覚へダイレクトに訴えかけてくる力強さがある作品です。

観終わる頃には
『何故この映画がここまで話題になったのか?』が理解できるはず。
男ウケする映画と思われがちですが
女性にも超おすすめの大名作です。
映画とサントラをセットでお楽しみください。










[ 2013/09/13 10:44 ] クライム | TB(0) | CM(0)

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