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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 ゆっくりと溶けていく優しい映画

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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
My Blueberry Nights

監督 ウォン・カーワァイ
2007年
95分


シンプルにウォン・カーウァイらしさが出た傑作


ノラ・ジョーンズが主演という事で、前々から気になっていた作品。
ウォン・カーウァイ監督が、初めて英語圏で撮り上げた映画です。
ウォン・カーウァイといえば『恋する惑星』『天使の涙』みたいな
『独特な映像だけど…結局、何が、どーなったの?』って映画が多いのですが
この作品は、シンプルで好印象でした。
こういう軽めの映画をもっと作って欲しいですね。


ほろ苦くて切ないロードムービー


さてこの映画、ラブストーリーと思いきや、ロードムービーです。
宣伝文句には『甘く切ないラブストーリー』みたいな事が書かれてましたが
書いた人は本当に観たの?って思います。

失恋した女性が、愛した男性を諦めきれず
かといって捨てられた事を絶対に許す事はできないという
心のモヤモヤというかジレンマを断ち切る為に旅に出る。
だが行く先々で彼女が出会うのもまた
さまざまなジレンマを抱える人々でした。



女優ノラ・ジョーンズと豪華な顔ぶれ


グラミー歌手ノラ・ジョーンズの初の主演作です。
初挑戦とは思えないほどの存在感と演技力!
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こういう淡々とした映画って難しいんじゃないかなって思うんですが
ノラ・ジョーンズはバッチリハマり役でした。
監督は演技慣れしている女優よりも
ナチュラルな女性に演じさせたかったのかもしれません。

助演にレイチェル・ワイズナタリー・ポートマン
そしてジュード・ロウという非常に豪華な俳優陣が揃い
それぞれ個性が光る演技をしています。

特にジュード・ロウは数々の作品の中でも
一番といっていいほどカッコイイ!
sashie026.jpg
この映画で彼のファンになった女性は多いでしょうね。


美しい映像と名曲の数々


相変わらず独特の色彩感覚はお見事。
いわゆる『ウォン・カーウァイっぽい映像』が凄く綺麗で
映像を目で追っているだけでも楽しいです。
しかしながら異常なほど多用されるスロー映像は好き嫌いが分かれそうです。
ジョン・ウーもそうなのですがスローが好きなんですかね?
印象的なシーンでは必ずスローモーションになります。

音楽担当ライ・クーダーのセンスは抜群!
シンガーであるノラ・ジョーンズの曲はもちろんのこと
バーのシーンでオーティス・レディングの『トライ・ア・リトル・テンダネス』
カサンドラ・ウィルソンがカバーするニール・ヤングの『ハーヴェスト・ムーン』
こういった曲が流れるたびに鳥肌が立ちました。
オリジナル・サウンドトラックもおすすめです!


なんとなく好きになる映画


この映画は物語で魅せる作品ではなく
かといってハリウッド的な盛り上がりもありません。
ラストシーンも実にふわっとしています。
そういうのが苦手・嫌いという人には退屈な映画かもしれません。

この映画が好きな人は、どこがどうという事ではなく
『なんとなく好き』なのだと思います。
『それほど美味い物も出さないけど、なんとなく行ってしまう店』のような
定期的に観なくなってしまう映画というのが結構あります。
その『なんとなく』を共有できる特別な人に教えたい映画です。









[ 2013/06/16 14:57 ] ロードムービー | TB(0) | CM(0)

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