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『エド・ウッド』 史上最低の映画監督(実在)のどうしようもない空回り人生を感動的に描くティム・バートン監督のファンタジー伝記!

eiga125.jpg
エド・ウッド
Ed Wood



監督 ティム・バートン

1994年
アメリカ
127分



ハロウィン直前!ということで
それっぽい作品を紹介しようかと思ったのですが
今回はちょっとひねってみました(笑)

「史上最低の映画監督」
の別名で知られるエド・ウッドの伝記映画です。
メガホンをとったのは奇才ティム・バートン!

全くもって才能の欠片もない映画監督(やる気は人一倍)が
世界中を地獄のような退屈のどん底に落とした罪深い作品の数々!
あまりにも破綻したストーリーと無意味なシーンのツギハギ(笑)
カルト映画界でもぶっちぎりの存在感を持つエドの生涯を描く作品です。

どのへんがハロウィン?って感じでしょうが
本作にはハロウィンに欠かせないドラキュラ伯爵が登場します。
ちょっと苦しいか!


やる気は世界一!世界最低の映画監督!


1950年代のハリウッド。
映画監督を夢見るエド・ウッドは、映画スタジオで使いっ走りの仕事をしている。
恋人のドロレスや仲間たちと芝居を上演するものの、さっぱり評判も上がらない。
いつの日か!と燃えるエドだったが、彼には致命的な欠陥があった。
映画監督としての才能が無いのだ。

ed_wood_07.jpg
ある日、エドはベラ・ルゴシと出会う。
ルゴシはかつてドラキュラ俳優として一世を風靡した俳優。
ところが今ではすっかり落ちぶれ、薬物中毒だった。
しかしエドにとっては子供の頃からの憧れの大スターだった。
ルゴシとの出会いはエドを加速させる。

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B級映画会社のプロデューサーを何とか説き伏せて
エドは自身の脚本・監督・製作・主演の処女作『グレンとグレンダ』を完成させるが
完成した映画の出来の悪さにプロデューサーは激怒する。
しかし楽天的なエドの制作意欲はとどまる事を知らず
次々と迷作を作り上げていく。





妙に好きなんですよねー。この映画。
友人に『おすすめの映画は?』と聞かれ、何度か本作を紹介してます。

劇中のエドとは全く異なる(笑)天才ティム・バートンらしさ溢れる
エドを愛してやまない細かい演出が泣かせます。
ティム・バートンはエドの映画を心から愛し、夢に向かって突っ走る姿に
なにかしらシンパシーのようなものを感じているのでしょう。
モノクロのあたたかい映像は映画の雰囲気を盛り上げてくれます。
これって本当?みたいなエピソードもありの
ユーモアあふれる伝記映画になっていますので、知らないって人でも全然大丈夫。

そういえばデビッド・リンチなんかもエド・ウッドの名前出したりしますね。
ジョン・ウォーターズ、サム・ライミ、クエンティン・タランティーノあたりも。
もー・・・クセ者ばかり(笑)何故か共鳴しあう変人たち。。。
たしかに好きそうですね。

ティム・バートンならではの視点 愛が溢れる友情(?)の物語



さて、この映画ですがエドの生涯を美しく描いたファンタジーです。
エドはもっとズルくて節操がなくていい加減な野郎だったに違いありません。
ジョニー・デップの素晴らしい演技でエドのぶっとび具合がわかりますが
どこかチャーミングで憎めない男。実際のエドもそうだったのかな?
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類は友を呼ぶと言いますが、女装癖のある変態エドの友達も
どこか世の中とズレたマイノリティな生き方をしている人ばかり。
『お前には才能がある!だから映画に出てくれ!』とそそのかしたんでしょうね。
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ナイスな顔ぶれ。

この映画で一番印象に残ったのは
本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞したルゴシ役のマーティン・ランドー!
ed_wood_08.jpg
素晴らしい演技を魅せてくれます。
それほどルゴシに似ているわけではありませんが
そのナリキリっぷりは最高で、ドスのきいた台詞回しはルゴシそのもの!

大好きなビル・マーレイが出てるのもポイント高い!
ed_wood_06.jpg
バニー・ブレッキンリッジという俳優を演じてるのですが
そのナヨっとした演技がいい!

エドは『回せ回せ!』と好き勝手に映像を撮りまくっています。
そんないい加減なやり方で映画なんか作れるの?って感じなのですが
エドにとっては『映画を撮る』という行為に意味があるのであって
名作を作り出すスキルもなければ根性もない。
すべてやっつけ仕事の口ばっかの男だからしょうがありません。
案の定、最低な映画が完成してしまうわけです。
文章だけで書くと非常にウツな内容ですが(笑)本作にその重さはありません。
重いどころかエドとルゴシの奇妙な友情(親子のような)を描く事で
実に感動的な作品になっており
ちゃんと魅せる映画に仕上げてくるあたりティム・バートンの上手さが光ります。


本当に本当につまらない映画ってあるんです


本家のエド・ウッドの作品を一度だけ見たことがあります。
それはそれは・・・ひどいもので(笑)
興味本位で観てしまっては痛い目にあいます。
本当につまらない映画ってあるんです。
特に本作で描かれている『プラン9・フロム・アウタースペース』は凄い!
話になんの繋がりもない伏線っぽいエピソード(覚えているだけ無駄)
金がないにもほどがあるセット(単なる椅子を二つ並べた飛行機の操縦席など)
長ったらしい全く意味のわからないセリフ

。。。もうツッコミどころだらけ。
誰が撮ったってもう少しまともになるんじゃないかってくらい(笑)
ここまで書くと『なんか面白そう』なんて思うかもしれませんが
とんでもない!全然面白くなんかない!
出来上がった映画を『最高傑作だ!』なんてエドが騒いでいたとしたら
それはそれで驚きなのですが、一般人にはゴミ以外のなにものでもない映画。
しかし圧倒的な存在感を放つゴミではあります。

晩年のエドは制作意欲を失い酒に溺れて惨めな死に方をします。
没後はしばらく忘れられていましたが、深夜テレビの映画枠で繰り返し放送され
一部でカルト的な人気を得ました。そこで「歴代最低映画」として知られるようになり
史上最低の映画監督・エド・ウッドが知られるようになったそうです。

破天荒な撮影方法で誰も見た事がないような変態的作品を数多く残した監督
エド・ウッドの空回り人生をちょっと覗いてみませんか?







[ 2016/01/28 07:27 ] ヒューマン | TB(0) | CM(0)

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