スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

『青いパパイヤの香り』 夏に観たい映画!ベトナムへの愛が溢れるトラン・アン・ユン監督のデビュー作!

eiga110.jpg
『青いパパイヤの香り』
the Scent of Green Papaya

監督 トラン・アン・ユン

1993年
ベトナム・フランス
104分



『青いパパイヤの香り』を紹介します。
トラン・アン・ユン監督『シクロ』でヴェネツィア国際映画祭のグランプリ受賞。
村上春樹のベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』でも話題に。
ちなみに本作はトラン・アン・ユン監督のデビュー作です。
カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)
セザール賞新人監督賞を受賞
アカデミー外国語映画賞にもノミネートされました。



言葉は少なく、ひたむきに生きるムイの姿が可愛い!


サイゴンの資産家の家に
10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。
aopapa06.jpg
裕福そうに見える家庭だったが
仕事もせず家出する癖がある父と
家計を支え布地屋を営む母
家に寄り付かない長男
家庭環境に苛立つ次男
可愛げのない三男
毎日お祈りばかりしている祖母といった
問題の多い家庭なのであった。

長年この家に仕えている年寄りの女中は
ムイに朝食の用意を始めることを教える。
何事も真面目に取り組むムイは
料理、掃除を手際よくこなしていくのであった。
aopapa11.jpg

ある晩、長男の友人クェンが一家を訪れ
ムイは彼にひそかなあこがれを抱く。

やがて10年。

ムイは新進作曲家で長年憧れていたクェンの家に雇われる事に。
彼もいつしかムイの素朴な魅力に惹かれていく。



なんとも不思議な映画です。
とてもセリフが少ない作品です。
特に大人になったムイはほとんど喋りません。
これといって物語に波がなく
ベトナムの魅力を伝える映像とともに
静かにゆったりと時間は過ぎていきます。
ほのかに中毒性もありつつ。
東洋人にしか出せない美しさ
ミステリアスな雰囲気が魅力的。
トラン・アン・ユン監督のベトナムへのを感じる
アートな作品です。

性的な描写が全くないにも関わらずエロティックな作品


まあなんといっても幼いムイを演じるリュ・マン・サンの存在感!
彼女の可愛らしさがこの映画をグイグイ引っ張ってくれます。
出来上がった料理を真剣な顔で運ぶムイがとても健気。
aopapa05.jpg
手際よく働く女性ってなんというか
それだけで絵になるというか美しく見えますね。


この映画、奉公人としてやってきた少女の
シンデレラストーリーのようにも見えますが
どうやらもっと深いところに魅力がありそう。

この映画はものすごく『エロティック』な作品。
といっても性的な描写は一切ありません。
何かを連想させる描写があちこちに散りばめられています。

タイトルにもなっている青いパパイヤ
aopapa01.jpg
幼いムイはその実に魅せられ
もぎ取られた茎から流れ出す白い樹液を眺めます。
aopapa02.jpg
たぶん変態なんでしょうね。この監督。好感が持てます。
sashie174.jpg
っていうかこの触り方がもうエロい。


また小さな生き物への好奇心
ご飯を食べながら何を見ているのかと思ったら
aopapa07.jpg
砂糖を運ぶアリ。

庭で見つけたカエル。
aopapa09.jpg
小さな生き物を愛する姿は
幼いながらも母性を感じさせます。


やがて大人になったムイ(トラン・ヌー・イエン=ケー)
aopapa12.jpg
なんか・・・突然いい女になりました。
aopapa13.jpg
ってかまだアリ見てますけど・・・

汗ばんだ体を濡れ布巾で拭くシーン。
aopapa15.jpg
もうこうなってくると裸よりエロい。

そうそうこの映画
とっても湿気が多いというか
湿度の高さを感じさせる作品でもあります。


ちなみにトラン・ヌー・イエン=ケーは監督の奥さんです。
『青いパパイヤの香り』に出演後、監督と結婚したのだとか。
その後も同監督の映画には必ず出演しています。



青いパパイヤってどんな味?魅惑のベトナム料理!



奉公人としてやってきた次の日の朝
早速教えられたのは朝食の準備です。
aopapa03.jpg
まーこのベテラン女中の手際の良さ!
1分かからず1品炒め物を作っちゃいます。
しかも美味そう!

大人になったムイ。
もはやプロ級の腕前!
aopapa14.jpg
なにこれ!美味そう!

朝はちゃんとパン。
aopapa16.jpg
お腹すいてきた…。

もちろん青パパイヤも登場。
皮をむいた青パパイヤを包丁でザクザクと縦に切れ目を入れ
aopapa10.jpg
それを削ぐように包丁を動かすと細い千切りに!見事!
aopapa18.jpg
甘辛いっぽいソースをかけて…これはサラダですね。

嫁のブログでこのレシピの再現に挑戦しておりますので
こちらもどうかチェックをお願いします。
『かてmemo』
映画「青いパパイヤの香り」
青パパイヤのサラダ(ゴイ・ドゥー・ドゥー)



トラン・アン・ユンの芸術的センスの光る
美しい映像と優しい音楽。
ベトナムののんびりした時間の流れを感じさせます。
一人の女性の成長を描いたちょっと幸せな気持ちになれる作品。
夏に観たくなる映画です。








[ 2014/06/22 11:59 ] ドラマ | TB(0) | CM(4)

ずいぶん昔に見ました。好きな映画です。
でも、もう一度見る気になれません。みているときの胸が締め付けられる感覚が耐えられないので。

この映画に似たような気持にさせるのが『ミツバチのささやき』でした。
ただ単に主人公が女の子てだけかもしれませんが
[ 2014/06/29 11:16 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

sukunahikonaさんコメントありがとうございます!

> ずいぶん昔に見ました。好きな映画です。
> でも、もう一度見る気になれません。みているときの胸が締め付けられる感覚が耐えられないので。

あー、そういう映画ってありますよね。好きなのに観れないという。
僕にもいくつかそういう作品があります。

> この映画に似たような気持にさせるのが『ミツバチのささやき』でした。
> ただ単に主人公が女の子てだけかもしれませんが

その映画、嫁が観たいと言っていました。
レンタルで見つける事ができなくて、未だに観れていません。
機会があったら見たい作品の一つです。
[ 2014/07/01 22:10 ] [ 編集 ]

少女の成長

先のコメントにビクトル・エリセ監督の名画(蜜蜂の囁き)が挙げられていてハッとしました。少女の成長記なんですね♪時と記憶を巡る映画。青いパパイヤの酸っぱい香りが立ち込めて来て少女は大人へ、愛に目覚めて。静謐な映像はやがて激しいパッションを孕む♪ユーモラスな男の子のオナラのシーンは無邪気…。これは、小津安二郎監督作品に出てくる小僧みたいだ!
[ 2016/03/20 03:50 ] [ 編集 ]

Re: 少女の成長

コメントありがとうございます。

小津安二郎監督作品って言われて『なるほどー』と感心しました
たしかに日本映画に近い雰囲気もあるのかもしれませんねー。
もう一度見たくなってきました(笑)
[ 2016/09/22 16:33 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://moviestar1.blog.fc2.com/tb.php/110-2c37eb74















上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。