『エンゼル・ハート』 極上の脚本で魅せるオカルトミステリー!ミッキー・ロークの魅力が炸裂!悪魔の罠に君は耐えられるか?

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エンゼル・ハート
Angel Heart

監督  アラン・パーカー

1987年
アメリカ
113分


今回紹介する映画は『エンゼル・ハート』です。
原作はウィリアム・ヒョーツバーグ『堕ちる天使』という作品。
オカルト要素のあるサスペンスという感じでしょうか。
ホラーっぽさもあったりとなかなかジャンル分けの難しい作品です。
本作はミッキー・ロークが主演。
個人的にはこの映画の印象が一番強い俳優です。
ロバート・デ・ニーロが出演しているというのも豪華!


何気ない依頼のはずだった… 悪魔の手に引きずり込まれていく


ブルックリンの私立探偵ハリーは謎めいた紳士サイファーから
10年前に失踪した歌手のジョニーという男を探して欲しいと依頼される。
ジョニーは戦争に従軍後、精神を病んで精神病院に収容されているはずであった。
ハリーは病院を訪れ、カルテを見せてもらうのだがそこには退院したとの記載が。
カルテに署名した医師を訪ねるとその医師は麻薬中毒であり
まともに話せる状態ではなかった。
少し時間をおいて再び医師を訪ねたハリーが目にしたのは
無残にも殺害された医師の死体だった。
これが全ての始まりでありハリーが行く先々で殺人事件が起こる事になる。




これは良くできた映画。。。
いやーこんなに雰囲気のある映画だったっけ??
観終わってからしばらく不気味な余韻に浸りました。
絶望的な物語ですが、その黒い魅力から目が離せない感じ。
そしてこの映画に漂う血の匂い!
踏み入れてはいけない領域に引きずり込まれていく主人公
そして何よりも衝撃的な結末。。。(ネタバレなので書けませんが)
今となってはこの手の結末の作品が増えてきましたが
『エンゼル・ハート』が元祖と言ってもいいのでは?
1987年の作品とは思えない鮮烈なストーリーです。
悪魔信仰という存在を世界に知らしめた作品でもありますね。
この映画の魅力は新しい『悪魔』の表現方法を魅せてくれるところ。


ハリーエンゼルを演じるミッキー・ロークの魅力が爆発!
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殺人事件の連鎖、謎が深まっていく度に
どんどん不安が膨れ上がっていくハリーを見事に演じています。
ミッキー・ロークの魅力は、ややくたびれた感のある美しさ!
時には少年のように見えたり、ものすごく男らしかったり。
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やさぐれた雰囲気は他の俳優には出せない色気です。
この映画のミッキー・ロークの印象が一番強いんですよね。
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底知れぬ不気味さを持つ依頼主サイファー。
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このデ・ニーロがいい仕事してるんですよね(笑)
すげー気持ち悪い!
長い爪でゆで卵を食べるシーンですらこの不気味さ。
うわぁ~…ってなります。

ちなみに本作でロバート・デ・ニーロが身に着けているリングは
『エンジェルハートリング』として人気があります。
これはアレックスストリーターというブランドが制作したもので
ハンドメイド感溢れる幻想的なデザインは映画業界だけに止まらず
音楽やファッション業界にも話題を呼び、
マリリンマンソンマドンナ、 アクセル・ローズ、
日本ではL'Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)hydeなど、
ミュージシャンが愛用していることでも有名。
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たしかにカッコイイ!


出番は少ないのですがシャーロット・ランプリングが出ています。
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イタリア映画『愛の嵐』で見せた
上半身裸にサスペンダーでナチ帽という強烈なビジュアルはあまりに有名。
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ジョニーの元恋人であり、占い師という役なのですが
とても冷ややかで陰鬱な眼差しはなかなかのインパクト。
本作はどうしてもネタバレしたくないのでもどかしいのですが
この映画で一番可哀想なのは彼女かもしれません。
最後まで観てから彼女の人生に注目してみてください。

エピファニー(リサ・ボネ)の幼いくせに
ネットリとした目でハリーを見る感じもいいですね。
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ミッキー・ロークのやさぐれた色気もそうですが
この映画には独特のエロさがあります。



映画を盛り上げるイメージカットも素晴らしいの一言!


やたらと換気扇が映し出されるのですが
これはハリーの心理状態を示す重要な映像です。
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他にも古いエレベーターの不気味な音
コントラスト強めの光と影
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血みどろの壁をタワシでこする女
顔のない兵士
水溜りを跳ねる男の子の足元
ニューオリンズのじめっとした暑さを感じさせる汗
そして何よりも血!血!血!
クライマックスでは2トンもの牛の血が天井から降るという
衝撃的な演出で世界を驚かせました。

意味のない映像かと思いきや
伏線がところどころに散りばめられているので
何度か観返す事で気づく事がいくつかあるのも本作の魅力。

いやー『エンゼル・ハート』…久しぶりに観たので
イマイチ盛り上がれなかったらどうしようと思っていましたが
もう見事に気持ちを持って行かれました。
謎が謎を呼ぶ不気味なサスペンスの名作!





[ 2014/05/26 21:15 ] サスペンス | TB(0) | CM(6)

『言の葉の庭』 いよいよ梅雨入り!雨の日に観たいアニメを紹介!それは"愛"よりも昔、"孤悲(こい)"のものがたり

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言の葉の庭
The Garden of Words


監督 新海誠

2013年
日本
46分


『もっと映画な生活!』では初めてのアニメ作品
『言の葉の庭』を紹介します。

監督は新海誠。
『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』が代表作ですが
大成建設のテレビCMが有名ですね!
あのCMを見た時の衝撃たるや…
ええ!これCMなの??っていう完成度!

全国23館で上映された本作は
1000円均一という料金設定でありながら
公開3日間で興収3000万円という大ヒットを記録!
最終的にはトータル12万人以上を動員した作品です。
さてどんな作品なのでしょうか?


"愛"よりも昔、"孤悲(こい)"のものがたり。


靴職人を目指す高校生のタカオは
雨の日の1限は授業をサボって
庭園で靴のデザインを考えていた。
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ある雨の朝、昼間からビールを飲んでいる女性に出会う。
どこかで会ったことがあるような気がしたタカオは彼女に問うが
彼女は『会ってるかも』という意味深な返事をする。
そして万葉集の短歌
『雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ』
それだけを言い残して去っていった。
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こうして、雨の日の午前だけの2人の交流がはじまる。
タカオは靴職人になる夢を語り
味覚障害を患う彼女はタカオの作る弁当の料理に
味を感じられるようになる。

彼女はタカオの為に『靴作りの本』をプレゼントし
タカオは今作っている靴をユキノのために作ることにする。




っくーーーー!
これは…まいった…!
やられたー!
って感じです!
今回はネタバレありで感想を書きます!


主人公のタカオ
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声優は入野自由(いりの みゆ)
高校1年生で15歳。
靴職人を目指していて
家庭環境のせいもあって年齢よりやや大人びた性格。
料理が得意。

ゴーヤにプチトマトを使った涼しげな冷やし中華
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小ワザを使うテクニシャン!美味そう!

さりげなく作っているのが
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サンドイッチ!
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『作りすぎた』とか言っちゃって一緒に食べる憎い奴!

ユキノの家で作ったのが
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男子ゴハンの勝負メシ『オムライス』!
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ご丁寧に持ち上げまで見せてくれる(笑)美味しそう!
いやーなかなかの腕前!
これらのレシピ再現したくなるなー。

※嫁がレシピを再現してくれました

↓↓↓
かてmemo
『言の葉の庭 オムライス』



ヒロインのユキノ
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声優は花澤香菜(はなざわ かな)
タカオが雨の庭園で出逢う謎めいた女性。27歳。
心に傷があり、仕事に行くことができません。
味覚障害を患っており、チョコと酒にしか味を感じません。
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こんな二人が雨の日の午前中という限られた時間の中で
お互いに安らぎを感じ
タカオは初めて夢を語り
ユキノは傷ついた心が癒されていきます。
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ユキノは料理が苦手。。。でもこのお弁当カワイイ。
卵焼きには殻が(笑)


タカオは何も知らないんです。
名前も年齢も職業も。
そして何故彼女は雨になるとここにいるのか。

それでもどうしようもなく彼女に惹かれていきます。
こういうのたまらんなー!
わかってるなー脚本!


雨の午前中だけの二人 梅雨が明けて欲しくない


梅雨が明け、二人は会えない日々が続いていました。
その間、タカオは会いたいという気持ちを抑え
靴職人として早く一人前になり
彼女のために靴を作ろうと努力します。
会いたい!って気持ちだけでは
『子供っぽい』と思われるかもしれない。
だからこそ早く成長したい。
そんな事を真剣に考えるタカオが真っ直ぐで素敵です。

ところがある日、学校の廊下で彼女と出会います。
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驚くタカオ
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そしてユキノ
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彼女の名前は雪野百香里、27歳。
なんと自分が通う学校の古文の教師だったのです。
彼女は生徒の嫌がらせによって退職に追い込まれていました。
それは学校中の噂であり、知らないのはタカオくらいでした。

初めてあった日、彼女が言い残した短歌…
そうなんです。
ユキノはタカオが自分の学校の生徒だと知っていたのです。
これはタカオにとって凄まじいショックだったと思います。

タカオは靴職人になるため、独学で学び
バイトをしてお金を貯める事に無我夢中でした。
学校に行く事が煩わしく感じる程に。
学校の噂話なんて興味がなかった。
他の生徒たちとは全く違う世界を見ていたのです。
(そこにユキノは安心感を覚えたのだと思いますが)
一度に多くの事実を知ってしまったタカオは
感情が抑えることができなくなり
ユキノを追い詰めた首謀者である3年生の女生徒に会いに行き
彼女の頬を思い切りビンタします。
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その後、取り巻きの男子生徒にボコボコにされるのですが…。
感情を前に出さないタイプの少年が
思い切った行動に出る感じ…。青春!


今まで生きてきて 今が一番幸せかも知れない


『俺、ユキノさんが好きなんだと思う』
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頬を赤らめるユキノ
ところがユキノの返事は
『ユキノさんじゃなくて 先生でしょ』
突き放すように常套句である返事をしたのです。
続けてユキノは来週実家のある四国に引っ越す事を告げます。
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タカオは簡単な挨拶をして部屋を出ていきます。
そりゃそうだ。こんな返しってないよなー…。

タカオは怒ったんです。
彼女から見たら15歳の自分は子供にしか思えないって事は
出会った頃から感じていました。
それでも二人の間には特別な何かがありました。
勇気を出して気持ちを伝えたにも関わらず
壁を作られてしまった事
今まで何も教えてくれなかった事
それら全てに対し『ズルい』と思ったんでしょう。

そしてユキノですが
タカオが帰ると言い出した事でようやく焦りを感じます。
タカオの気持ちを踏みにじった事
もう二度と会えないであろう事
一番辛かった時、タカオとの時間に救われていた事
このままでは大切なものを失ってしまう…

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コーヒーの温もりが消えていく…

ユキノは意を決して部屋を飛び出します。
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靴も履かずに全速力で。不誠実だった自分を恥じて。
再び向き合った二人は感情をぶつけ合います。
こういうラストシーンがあるとは思わなかった!
なかなか衝撃的で思わずグッときました。

この瞬間のタカオは15歳とは思えない大人っぽさ。
怒りを爆発させながらも言葉を選び
どんなに真剣に向き合おうとしても
逃げてばかりのユキノのズルさを叩きます。

それに比べてユキノは27歳とは思えないほど子供に見えます。
孤独な日々の中、我慢ばかりしていた人生と
やがて自分らしさを見失っていたユキノは
タカオとの時間にずっと救われていたんです。
それなのにタカオの気持ちからも逃げてしまった自分を許せず
自分の気持ちを号泣しながら爆発させます。
この二人が解放されていく姿は素晴らしく感動的。
エンディング曲、秦基博『Rain』がまた泣けますねー!
大江千里のカバー!切ない!


美しい映像と『絵』である事の意味


新海誠監督は背景を描くため自らロケハンを行うそうです。
しかも1万枚以上の写真を撮影するという徹底したリアリティの追求!
本作でも新宿御苑、甲州街道近辺のシーンがありますが
なんと言っても雨の描写が美しい!
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本作の重要なファクターである『雨』ですが
強く打ちつける雨粒、水たまりに広がる波紋
溜息が出るほど美しい。。。見事の一言。
これが絵なのか!と思うだけで胸が熱くなります。
『絵』である事によってリアリティが増し
感情を揺さぶる事があります。
本作はまさにその一本。
46分という短さですが
映画を一本観終わったくらいの充実感があります。
そしてこの作品には中毒性がありますねー。
何度も何度も観てしまいます。








[ 2014/05/04 21:46 ] アニメ | TB(1) | CM(2)

『小さな恋のメロディ』 甘酸っぱい恋物語?とんでもない!これは子供と大人の戦い!フラストレーションが爆発の青春映画!

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小さな恋のメロディ
Melody



監督 ワリス・フセイン

1971年
イギリス
103分




今日紹介する映画は『小さな恋のメロディ』です。
『ミッドナイト・エクスプレス』『エンゼル・ハート』の監督として有名な
アラン・パーカーが脚本。彼の処女作です。
イギリス・アメリカではそれほどヒットしなかったのですが
日本ではテレビで何度も放映されるほど人気が高かった映画です。
ちなみに杉田かおるが声優やってるんですよね。
DVDの特典としてテレビ放映版が収録されているのが嬉しい!

この映画が好きって人、結構いるんです。
ブランキー・ジェット・シティというバンドに
『小さな恋のメロディ』というタイトルの曲があります。

 小さな恋のメロディという映画を
 観たことがないなら早く観たほうがいいぜ


という歌詞が印象的。

ちなみに筋肉少女帯にも『小さな恋のメロディ』という曲が。

 あたし今日ね昔の映画を見たの
 『小さな恋のメロディ』よ

さてこの映画・・・
DVDを購入後しばらくほったらかしにしていました(笑)
『大人はわかってくれない!』的な思春期丸出しの映画かな?と
勝手に思い込み、なんとなく後回しにしていました。

いざ観てみると…
とんでもない映画ですよこれ!


『ずっと一緒にいたい』だから僕たちは結婚する!



気が弱く大人しい11歳のダニエルは
親友の不良少年トムとともに
女子生徒がバレエの練習をしているのをのぞき見する。
その中に素敵な女の子を発見し、ダニエルは魅せられてしまう。
その子の名前はメロディ。

寝ても覚めてもメロディを思う日々のダニエル
メロディも友達からダニエルの恋心を知ら され
次第にダニエルの優しさに魅かれていった。
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宿題を忘れたダニエルとトムは放課後先生からお尻をしたたか殴られるが
泣き顔で先生の部屋から出てきたダニエルをメロディが待っていた。
トムは友人をとられた嫉妬を感じ、引き止めようとするが
ダニエルとメロディは駆け出して行った。
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二人は相思相愛となり『結婚』をしようと決意する。



この映画は単なる恋愛映画ではありません!
切ないとか甘酸っぱいなんて言葉では済まされない
子供の自由さに
圧倒されっぱなしの103分!


子供たちの汚れをしらない純粋で無垢な心
それゆえに信じられないほど突飛な行動と
何も知らないとはいえあまりに非現実的な言動が炸裂!

金魚欲しさに親の私物を売り飛ばす!
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だってしょうがない。
金魚が欲しいんだから!
子供にモラルは通用しない!

父親が読んでいる新聞に放火!
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意味なんかない!
だって試してみたかったから!
ちなみにこの直後、ポルノ雜誌を見ながら模写をしてるのがバレ
ママに破かれてしまいます(笑)

ひたすら爆弾作りに情熱を燃やす子供!
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テロリストかよ!
子供って意味のない事に夢中になるもので
私も幼い頃なんの知識もないまま『猛毒』を作ろうと
空き瓶にただひたすらヤバそうなものを入れまくるという
無意味な研究に没頭していました。
すぐに飽きましたけど。

相思相愛を確信!即結婚!
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もう誰も二人を止められない!
以前紹介したウェス・アンダーソン『ムーンライズ・キングダム』
本作からの影響強く感じさせます。
影響…っていうかそのまんまだけど!

本作は数え切れない程の映画に影響を与えていますね。
『ぼくのエリ 200歳の少女』なんてモロですが
エヴァとかもそうなんじゃないかな?
音楽室でのチェロのシーンとか。
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主役のダニエルマーク・レスター
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メロディトレイシー・ハイドが演じています。
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二人とも可愛い!
マーク・レスターは既に人気者の子役で
トレイシー・ハイドはオーディションから選ばれたそう。
この映画のヒットで日本では凄まじい人気者になったそうです。
トレイシーの大きな瞳がガチャピンぽくていい。



メロディとダニエルの可愛らしさは勿論素晴らしいのですが
ダニエルの親友、トムを演じたジャック・ワイルドが良い!
貧乏で、やや不良少年っぽいトムですが
ダニエルとの友情、喧嘩、そしてラストの優しさ!

印象的なシーンがあります。
中流家庭のダニエルと貧乏なトムは大親友なのですが
二人は学校帰りに一時間だけという約束で街に遊びに行きます。
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散々遊んだ後、ダニエルは当たり前のようにタクシーをとめ
颯爽と乗り込むのですが
おい!タクシーって凄く金がかかるんだよ!とトムは驚きます。

『おやつを食べたら映画に行こうよ!
君の分の払ってあげる』
というダニエルに対し
『人の金で観たって面白くないよ!』と帰ろうとするトム。
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しかしすぐに『本当は観たくないわけじゃないんだ…』と告白。
嫉妬に感情的になってしまった自分を恥じて
素直に謝るトム…うー…なんか泣ける!
貧乏人には貧乏人なりのプライドってものがあるんですよね。
こんな幼い頃でも。
こういう細かい心理描写が上手いなーって思います。
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映画を盛り上げる音楽 いまだに売れ続けるモンスターアルバム


この映画を語る上でサントラを紹介しないわけにはいきません!
映画史上最高のサントラという意見もある名盤!
日本ではいまだに売れているという驚異のサントラです。

「メロディ・フェア」
「若葉のころ」
「イン・ザ・モーニング」
等のビー・ジーズのヒット曲や、
クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング「ティーチ・ユア・チルドレン」
数々の名曲を収録しています。
もう聴いているだけで…甘酸っぱモードです。

しかしながら見事としか言いようがないほど
映画とマッチしているサウンド!
この映画を観たら絶対に欲しくなるはず!
サントラ&セルDVDは揃えて買ってほしい!
きっと宝物になるはず。



子供はどうして結婚できないの?大人の理屈は通用しない!


ダニエルとメロディの会話が胸に突き刺さります。

メロディ 『50年も私を愛せる?』
ダニエル 『もちろん。だってもう一週間も愛してる』


映画史に残る名台詞!

ダニエルとメロディの『結婚したい』宣言に対し大人たちは苦笑い。
『もう少し大人にならないとね』
『大人には色々しきたりみたいなものがあって』
『今は無理だよ』

しかし二人は納得できません。
何故?何故ダメなの?
好きな人とずっと一緒にいたい
それが結婚でしょ?

それに対して正しい反論ができない大人たち。
この映画の核となっているのはここですね。
大人が作り上げた常識を全て吹っ飛ばして
『結婚します!』と宣言する二人の美しさ!

なんか面倒くさい事言ってますけど
そういうの僕たち結構ですから。
すぐに結婚しますから。


この真っ直ぐな発想!子供って怖い!

最初は冷やかしていた同級生たちも
やがて二人の本気度に共鳴して
子供たちだけで結婚式を挙げてしまいます。
当然大人たちが許すわけがありません。
結婚式を全力で阻止しようとします。
ついに大人政府と子供革命軍との戦いが勃発!
そしてやたら呑気なBGM!凄いバランス感覚(笑)

そして…ここで爆弾魔の子供が効いてきます!
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点火!そして投げる!
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マジかよ!
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オープンカーを木っ端微塵に爆破!

このシーンで思わず爆笑してしまいました。
うーん爽快!って言うか何なんだこの映画は(笑)
メッセージ性はなく、心に残るモノもなく
ただひたすらに眩しい!
時代を超えて光り輝くおとぎ話です。
ラストシーンは意味ありげですが
投げっぱなしな感じも青春という事で。

甘酸っぱいラブストーリーだと思ったら大間違い。
二人の恋はきっかけにすぎません。
大人に対するフラストレーションを爆発させる子供たち。
これはまさしく青春映画。









[ 2014/05/01 00:26 ] 青春 | TB(0) | CM(10)