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『バートン・フィンク』 コーエン兄弟の問題作!1991年度のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール、監督賞、男優賞を受賞!※今回はネタバレありです。

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バートン・フィンク
Barton Fink

監督 ジョエル・コーエン
脚本 ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

1991年
アメリカ
116分




久々にコーエン兄弟製作映画を紹介します。
とある脚本家が奇妙な事件に巻き込まれていくサスペンス(?)です。

主役の脚本家をジョン・タトゥーロが演じており
なかなかエキセントリックな演技を見せてくれます。
本作は1991年度のカンヌ国際映画祭で
パルム・ドール、監督賞、男優賞
を受賞しました。
さてどんな映画なのでしょうか?


映画界という狂人がはびこる世界に身を投じた脚本家の苦悩


劇作家のバートン・フィンクに映画の脚本執筆の依頼が入る。
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社会派の最新作で高い評価を得ていたバートンだったが
映画会社の社長は、社会派の作家である彼の話など聞こうともせず
一方的に レスリング映画の脚本執筆を書くように命ずる。

バートンは逗留するホテルの一室でその脚本を書き始めるのだが
レスリング映画を見たこともなく一向に進まない。

イライラの真っ最中、隣室から大きな笑い声が聞こえ
頭にきたバートンはフロントに『注意するように』と電話をする。
笑い声の主はチャーリーという大男だった。
バートンの苦情に怒ったかに思えたが、二人はすぐに打ち解け
いつしかお互いを信頼し合う友人となるのだった。
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一方、脚本の執筆は全くはかどらない。
社長の命令で『プロデューサーに会え』と言われ
プロデューサーには『脚本家に会え』とたらいまわしにされ
途方にくれるバートン。
そんな中、偶然にも尊敬する小説家に出くわす。
アドバイスを乞うため彼のの宿舎を訪問したのだが
彼が酒に溺れる自堕落な人間だと知る。
そしてそこで出会った彼の秘書で愛人のオードリーに好意を抱く。

社長があらすじだけでも教えろとバートンを追い詰める。
オードリーに助けを求めたバートンは
その晩、彼女とベッドを共にする。
だが翌朝目を覚ました時、彼が目にしたのは
無残に殺害されたオードリーの死体だった。
取り乱したバートンはチャーリーに相談するのだが…



???
何だこの映画は?


終わった瞬間に感じたのがコレ。
さっぱり意味がわかりません!
不条理の連鎖!
現実と非現実の境界線がなく
絶望的なほどに説明不足な脚本!
でも何だろう?この引っかかる感じ…

『理解できない=面白くない』じゃ勿体無い!

心を落ち着けてもう一度鑑賞してみます。
するとちょっとだけ内容が見えてきました。


※注意!※
今回は『ややネタバレあり』です!
謎解きというほどではありませんが
理解しにくい場所を自分なりに考察してみました。
皆さんの考える為のヒントになればいいなぁと。

コーエン兄弟の世界観を構築した代表作!ハリウッド進出作が業界批判?


この映画はバートンの日常を追うように進むのですが
それを素直に真に受けて観てしまうと痛い目にあいます!
途中から突然にサスペンスへと変化し
最終的には不条理の連鎖へと変化していくのですが
本作を鑑賞する為の最大の注意点はこちらです。

・現実と非現実の線引きが明確でない事。
・スランプにもがき苦しむ脚本家の目線であるという事。


目に映るもの全てが現実であると思ったら大間違い。
スランプになった脚本家の精神状態が
『不条理な現象』となって映し出されます。
蚊の飛ぶ音、息苦しさなんてのは序の口。
例えばバートンが体温の上昇を感じ不愉快な状態の時
部屋の壁紙がネットリと剥がれる事で表現しています。
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これがまた薄気味悪い。

また、突然襲われたスランプ状態を
先の見えないホテルの廊下や
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真っ暗な排水口へのズームアップで表現しています。
なんとも不気味で不安を煽る描写が印象的なのですが
どれも非現実への入口のように感じられます。
まるで悪夢のよう。

バートンの追い詰められた心理状態と不条理の連鎖
どこまでが現実なのか?全くもって不透明なので
見終わった時の後味の悪さは凄まじいものです(笑)
こういった観る者に対して挑戦的な物語は
デヴィッド・リンチの作品にも似ています。


人の気配がない不気味なホテル。
このホテルでの生活はバートンを精神的に追い詰めます。
ホテルの従業員はこの人
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スティーブ・ブシェミ!
さすがミスター顔芸!見事に胡散臭い(笑)
しかも何故か地下から登場!

ボケ老人のようなエレベーターボーイ(?)
インチキプロデューサー、自己中心的な社長
酒に溺れる自堕落な小説家などなど
バートンを混乱させる人物が数多く登場します。

バートンを訪ねてくる二人の刑事も歪んでいます。
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バートンがユダヤ人だという事がわかるやいなや
態度が豹変し、バートンを罵倒し
名刺を床に投げ捨てるといった露骨な人種差別。
こういった狂人めいた描写はコーエン兄弟っぽさでもあります。

映画業界の奇妙な世界に足を踏み入れた脚本家にとっては
目に映るもの全てが不条理のように感じられるのかもしれません。
つまりホテルに足を踏み入れた瞬間
彼は異次元に取り込まれてしまったとも考えられます。
しかし業界批判のようにも思える大胆な内容ですね。

時代背景が1941年のアメリカ
太平洋戦争と第二次世界大戦の直前であるというもの重要。

登場人物達の心のどこかに『戦争』があり
他人の声に耳をかす余裕が無いようにも見えます。
これから待ち受ける混乱を前にして
傑作を書き上げる為にスランプと戦う脚本家というのは
非常に馬鹿げていて滑稽なものに見えるのでしょう。
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隣に住む大男チャーリー・メドウズとは一体何者なのか?


この映画で一番の難題であり、物語を左右するチャーリーの存在。
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巨漢の俳優ジョン・グッドマンが演じています。
いくらでも深読みできる内容ではありますが
まずは二通りの見方をしてみます。

1. チャーリー・メドウズはバートンの心が映し出した分身である。

初めて会った時から意気投合し
バートンにとってなくてはならない存在となるチャーリー。
バートンが頭で作り出した幻想だとすれば
『都合のいい隣人』として納得がいきます。
そうなると殺人を犯したのはバートンという事になります。
何故殺人を犯す必要があったのか?
そもそも殺人事件さえも彼の妄想だとしたら?


2. 殺人鬼のチャーリーは実在する。

脚本家であるバートンと殺人鬼チャーリー。
二人は一般人には理解しがたい思考回路を持つ似た者同士。
初対面から意気投合した事は説明がつきます。
彼が存在するとなると部屋の女を殺したのはチャーリーという事に。
バートンはチャーリーの為に身内の家を紹介しますが
その後、電話が通じないという事実からいって
おそらくチャーリーは殺してしまったと考えられます。
殺人鬼の手口は『頭を切り落とし持ち去る』というもの。
となるとチャーリーがバートンに預けた箱の中身は・・・?

気になる箱の中身


チャーリーはバートンに『預かっていてくれ』と
奇妙な小包を置いていきます。
見るからに怪しげ。
頭を持ち去る殺人鬼の話と箱のサイズを見る限り
『切り落とされた頭』が入っていると思われますが
バートンは中身を確認しません。
部屋で死んでいた女の頭なのか?
それともチャーリーが訪ねたと語るバートンの身内の頭か?
それは謎のままです。

幻想の世界の中で巻き起こる不条理にもがき苦しみ
バートンが死に物狂いでようやく絞り出した脚本。
彼にとって確かな手応えを感じる『傑作』でした。
書きあがった晩に踊り狂う姿は
いかに彼がハイになっているかがわかります。

しかし映画会社の社長には『駄作』の烙印を押されます。
おまけにバートンは首輪をつけられた犬のように
社長にコキ使われる運命が待っている事を知ります。
おそらく『現実』はこの世界です。

そこで再び箱に戻ります。
バートンはその中身がわかっていたのかもしれません。
その箱に入っているものを見る事は『現実』を認める事に繋がり
彼はそれが恐ろしくて中身を確認する事も捨てる事もできない。

その箱を持って浜辺を歩くバートン。
美しい海と美しい女性。
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彼が泊まっていたホテルに飾られていた絵とまったく同じもの。
現実とは思えない幻想的なシーンでこの映画は幕を閉じます。

あれ?

もしかしたら…

全ては夢なの?

ここからは僕の妄想。

 浜辺で箱の中身を確認するバートン。
 箱の中身はなんとバートン本人の頭が入っていた。
 汗だくで目覚めたバートンは白紙の脚本に呆然とする。


なーんてちょっと陳腐かな?
ありきたりな『夢オチ』になってしまいますけど。。。
それにしても色々な想像を掻き立てる
印象的なラストシーンです。
『現し世は夢、夜の夢こそ真』という
江戸川乱歩の言葉を思い出しました。


本作は世界中の批評家たちから大絶賛されました。
(大ヒットとまではいかなかったようですが)
観る者によって様々な深読みが可能な作品。
興味がある方は是非!







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[ 2014/03/29 14:06 ] サスペンス | TB(0) | CM(2)

『歌え!ロレッタ愛のために』 魅力あふれるカントリーミュージックを堪能できる人間ドラマ シシー・スペイクスの熱唱に拍手!

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歌え!ロレッタ愛のために
Coal Miner's Daughter

監督 マイケル・アプテッド


1980年
アメリカ
125分




本日紹介する映画は『歌え!ロレッタ愛のために』です。
実在するカントリー歌手ロレッタ・リンの生涯を描く伝記映画。

ロレッタ・リンはこれまでに160曲、アルバム60枚を発表している
カントリー界の女王と言っていいスーパースター。
カントリー界で最も多く受賞した女性歌手です。
そのロレッタを演じるのはシシー・スペイクス!
彼女を支える旦那を若き日のトミー・リー・ジョーンズが演じます。
凄い邦題がついていますが、原題は『Coal Miner's Daughter』
炭鉱夫の娘という意味で、これは彼女の代表曲のタイトルです。
さてどんな映画なのでしょうか?


『君の歌が好きなんだ』その言葉を信じて彼女はステージに立った


ケンタッキー州のブッチャー・ホーラーにやってきた青年ドゥーは
貧しい炭鉱夫の娘、ロレッタに結婚を申し込む。
ろくに恋も知らぬ娘への突然の求婚に両親は大慌て。
ロレッタはまだ13才だったのである。
しかし互いに惹かれあう二人は両親の反対を押し切り結婚。
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ドゥーは炭鉱の仕事を嫌った為、二人は村を出たが
結婚指輪さえ買えない貧乏暮らしであった。
ロレッタは18才になる頃には4人の子持ちになっていた。
結婚記念日に指輪をねだってみたが
ドゥーが買ってきたのは、なぜか中古のギターだった。
ロレッタに歌の才能がある事を確信していたのである。
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やがてロレッタの歌は評判を呼び
カントリー界の女王パッツィ・クラインと組んでツアーを行うまでになる。
彼女の成功を影で支えてきたドゥーだったが
ロレッタの成功とともに居場所が失われていくのだった。
二人の心は離れていく。

カントリー界の頂点に立つロレッタは
過酷なツアーに神経をすり減らし
あれほど好きだったカントリーを歌えなくなってしまう。
彼女が絶望した時、手を差し伸べたのは優しい夫ドゥーだった。





シシー・スペイセク凄すぎ!!!
彼女の才能が爆発!

第53回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したのも納得!
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とにもかくにもシシーの歌声!
吹き替えなしで彼女が熱唱しているのですが
何とも言えないキュートでスモーキーな歌声!
絶妙なかすれ具合がとっても魅力的です。
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日本ではあまり馴染みのないカントリーですが
この映画を観るとその優しくて素朴な歌は
心にジワーっと染み渡ります。
ギターを持ってマイクの前に立つシシーの可愛らしいこと!
決して美人とはいえない女優さんですが
彼女には魔法のようなオーラがあって
キャリーでもそうでしたが圧倒的な存在感があるんです。
そして観る者を味方につける優しげな微笑み!
不思議な魅力を持った女優さんですね。
当時31歳だったシシーは13歳の少女を演じています!
これが不思議と違和感がない!
童顔?いややっぱ老け顔?いや年齢不詳!


夫役のトミー・リー・ジョーンズも素晴らしい!
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軍隊帰りの不良青年からオッサンになるまでをナチュラルに演じてます。
軍隊から田舎町にやってきて調子に乗った若造が
幼いロレッタに出会い、運命に導かれるように求婚し
あっという間に両親から彼女を奪っていく勢い!
ロレッタとはたくさん喧嘩をしますが
信頼できるパートナーである事が伝わります。
二人の愛はこれで終わってしまうのか?と感じさせるシーンがありますが
その後ロレッタが精神的に参ってしまった時に
優しく手を差し伸べるのはドゥー。
夫婦の絆って凄いなーと感動しました。
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ラジオに出演するロレッタと、それをカーステレオで聞くドゥー。
この嬉しそうな顔!


またロレッタのお父さんもいいんですよねー!
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13歳の娘に、可愛らしいドレスをプレゼントする父。
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これから大人になっていく娘の為に買ってあげたのでしょう。
娘の成長を心から喜んでいるのが伝わる印象的なシーンです。
そんな娘が、どこの馬の骨ともわからぬ若造にひっかかり
あっという間に恋仲になってしまうんです。
どれだけショックだったのでしょう。。。
ドゥーは勢い任せに求婚し、ロレッタの両親に許しを請います。
当然猛反対する両親ですが、可愛い娘の初恋相手です。
『反対しても結婚する気だろ?』と寂しそうに結婚を認めます。
父が結婚の条件としてドゥーに二つの約束をさせます。
『娘に手を上げないこと』
『遠くに行かない事』

もうどれだけ娘を愛してるの!
結局ロレッタはケンタッキーを出て行く事になるのですが
その時もさみしげな顔をするだけでロレッタを旅立たせます。
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父の優しさは偉大。


ロレッタの才能を見出し、ツアーに誘う
パッツィ・クラインを演じるのはビヴァリー・ダンジェロ。
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歌手としての一面もある彼女らしい素敵な歌声です。
ロレッタの良き理解者であり姉のような存在のビヴァリー。
彼女と過ごす日々の中でロレッタは歌手として大きく成長します。


ささやかな幸せを背景に夫婦の成長を描く物語


伝記映画というのは
いかにドラマチックな人生だったか?を描く
やや大げさな作品が多いような気がしますが
『歌え!ロレッタ愛のために』はちょっと違います。

初めて作ったパイは砂糖と塩を間違えてしまったという
漫画のようなエピソードから始まる二人の恋。
13歳で結婚した娘は料理も掃除もろくにできません。
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食った瞬間、危険を感じ嘔吐!

匂いを嗅いで、危険を感じ
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外に捨てる!ひでぇ・・・

ですが子供が生まれるときちんと母親らしくなってるんです。
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料理も美味しそう!
こういう当たり前のような成長が
緩やかな時間の流れを感じさせてくれます。

世界中の夫婦にありがちな些細な喧嘩や
子供達との楽しげな日々
のどかな田舎町の風景の中
ささやかな喜びに満ちた映像はホッコリした気持ちにさせます。

ゴージャスなラブソングではなく
どこにでもあるような日常を切り取って歌うカントリー。
この映画はまさにカントリーミュージックそのもの。
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やがてロレッタは歌う喜びを感じるようになり
名声と引き換えに家族と距離が離れてしまうのですが
夫と子供達、そして美しい田舎の風景がロレッタを励まします。


アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされた本作。
大げさなドラマではないけれど
心に響く優しい物語がそこにはあります。










[ 2014/03/26 12:16 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)

『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』 大ヒット作の続編!ちょっぴり大人になったクロエちゃん大暴れ!悩んで学べ!これぞ青春!

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キック・アス ジャスティス・フォーエバー
Kick-Ass 2

監督 ジェフ・ワドロウ

2013年
アメリカ
103分




映画ファンを熱狂させた『キック・アス』から3年
ついに待望の続編が上映されました!
って事で『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』を紹介!
海外では2013年の8月に公開されていて
『どんだけ待たすんだよ!』とイライラしてたのですが
なんと上映最終日ギリギリセーフで鑑賞(笑)

嬉しいのは前作のキャスト&スタッフが再集結してる事!
アーロン・テイラー=ジョンソン
クロエ・グレース・モレッツといった
今では大スターとなった二人が再び『キック・アス』で共演!
ストライプス大佐役ジム・キャリーが新たに参加!
前作で監督だったマシュー・ボーン
プロデューサーとして参加し
監督・脚本にはジェフ・ワドロウを起用。
彼のひねくれた青春の描き方は絶品!
日本語版字幕監修は町山智浩という事で
より一層痛快なセリフが期待できます!

アベンジャーズなんて目じゃない?スーパーヒーロー大集合!


キック・アスというヒーローの姿を捨てたデイヴ。
いつもの冴えない学園生活が戻り平凡な日々を送っていた。
自分が何をやりたいのかを見つけられないジレンマから
ヒットガールに特訓を申し込み、本物のヒーローを目指す。
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ところがミンディの保護者であるマーカスにバレてしまい
危険な事に足を突っ込まず普通の女の子として生きていく為に
ヒット・ガールを封印する事を決意。

再び孤独になったデイヴだったが
キック・アスに憧れてヒーローを目指す者が大勢いる事を知り
ストライプス大佐(ジム・キャリー)を筆頭として
世界初のスーパーヒーロー軍団
『ジャスティス・フォーエバー』結成!
彼らは団結し平和を守ることを決意する。
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レッド・ミスト改めマザー・ファッカーとなったクリスは
キック・アスに父親を殺された恨みを晴らすべく
超極悪なメンツを集めスーパー悪党軍団を結成!
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その手段を選ばぬ極悪っぷりにより
ジャスティス・フォーエバーは壊滅の危機に。

自分やるべき事は普通の女子高生ではなく
世界の平和を守る事だと悟ったミンディは
再びヒット・ガールになることを決意!
キックアスと共にマザー・ファッカーのアジトに向かう。

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面白かったー!
色々パワーアップして帰ってきました!

高校生となったミンディの成長とともに
ヒット・ガールの強さに意外性がなくなってしまった
そこをどうやって見せるか?が大きなポイントだった今作。
過激なアクションシーンはもちろんの事
『青春』というエッセンスを注入し物語に深みを持たせ
さらに新キャラ目白押しという荒業で
強引に作り上げてきました!

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左がナイト・ビッチ(笑)右は…あれ?こいつってもしかして?
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ノリノリのジム・キャリー。でもちょっと地味だったか?


さて一作目と比べてどうなのか?という事ですが
これがなかなか難しい!
大傑作である1作目が高いハードルとなっている為
正当な評価がされにくい今作。
しかし『続編』という色眼鏡を捨てれば
相当面白い作品である事には違いないのです。
辛口なレビューが多いのですが
これだけ楽しめたら最高なんじゃない?っていう
極上のエンターテイメント作品だと思います。
おバカ映画ですから肩の力を抜いて観ましょう(笑)

自分は一体誰?自分探しの苦悩とその先にある世界


今回面白いなーと思ったのは
クロエ演じるミンディの青春!
ヒットガールを辞めて普通の女子高生になろうと努力すんです。
ダンス部(!)に入ってみたり、ガールズトークに参加したりと
色々試してみるのですが、やっぱ浮いちゃってるという。
最終的にはいじめられっ子になっちゃうんですよ。
キャリーでもいじめられっ子を演じていましたが
女子高生ってある意味犯罪者よりも残酷なんですよねー。
嫉妬憎悪がおぞましい。。。

今作でもっとも重要なテーマは『自分探し』です。

 いつまでもヒーローを続けていていいのか?
 犯罪者を一人懲らしめたところでまた悪人は出てくる
 同級生たちは青春をエンジョイしているが自分はどうだ?
 本当の自分って一体何だ?


デイヴの目線で描かれる青春と
ミンディ目線で描かれる青春。
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ベストパートナーだった二人は壁にぶつかり
歩むべき道が二手にわかれ
お互い『自分探し』をするんです。

それからおバカな敵クリス・ダミーコ
本物の大悪党になる為に必死で自分探しをしています。
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こいつ本当に面白い顔してるんだよなー。ズルい!

『う~ん青春だなぁ』と妙にワクワクしたのですが
前作の単純明快なストーリーを好む人には面倒な内容なのかも。
個人的には凄く好きなんだけどなー?
ミンディが無理しながらガールズトークしたり
頑張って初デートに挑戦したり
可愛らしくて健気で泣けてきます(笑)
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ただひたすらにヒットガールを見たい!っていう人には
『青春』というエッセンスは邪魔に感じるかもしれません。
実際他者のレビューをみると
『ヒットガールをもっと観たかった』という意見が多々。
ええー?たっぷり出てたよー?
そんな事ないんだけどなぁー?
ちょっと深みのあるストーリーと感じたのですが。
続編の難しさというやつでしょうか。

格段にパワーアップしたアクション!これでもかと血しぶきが舞う!


容赦なく強盗をボッコボコにするヒットガール!
『クソ野郎、また強盗したら、おいたした手をチョン切るよ!』
これがクロエのアドリブだって言うから凄い!
相変わらず最低の言葉遣い&遠慮のない残酷描写に拍手!
前作は小学生が大暴れするというセンセーショナルな内容だった為
今回少し大人になったヒットガールは普通に強そう(笑)
蹴られたら骨折れそうだなーとか思っちゃいました。
しかし大きくなったなぁークロエ。

ヒットガール最大の敵となるマザー・ロシア(母なるロシア)との
度肝の抜くバトルシーンは必見!
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しかし母なるロシアって!
ミスター女子プロレス神取忍レベルの強者です。
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こいつがまた凄いんですよ。殺しっぷりが!

個人的にはキック・アスとマザー・ファッカーの対決が
妙に悲しげで(気のせいかもしれませんが)泣けました。
ヘタレのくせに全力でぶつかり合う彼らに『青春』を感じました。
こういう魅せ方うまいなー。



出演したジム・キャリー『残酷すぎる』という発言とともに
プロモーション活動を拒否したというニュースがありましたが
その内容に対してクロエはインタビューで
『暴力的な映画が現実に暴力を引き起こすなんてバカバカしい』と反論!

映画に影響されると思うのなら『ポカホンタス』も観に行かない方がいいわね。
だって観に行ったら『自分はディズニーのお姫様なんだ』と思っちゃうから。
映画はあくまでも作り話。そんなことは私だって、子供の頃から知ってたわ。


んー!正論!

一方『キック・アス』の原作者マーク・ミラーのコメントが傑作!

映画のメインキャストであるジムが『あまりにも暴力的だ』と公言するのは
『このポルノ映画はヌードシーンが多過ぎる』って言ってるようなもの
『じゃあ観に行かなくちゃ!』ってなるわけさ!


抜群の安定感を感じるサウンドトラック!しかし前作に軍配か?


前作でも使用されたジョーン・ジェットの曲ですが
今作では『I Hate Myself for Loving You』が使われてました。
しかもKick-Ass 2 Versionという事でオリジナルよりテンポが早い!
サウンドトラック未収録らしいので聴きたい人はオリジナルアルバムを。
ちなみにヒット・ガールがバイクに乗ってるシーンで使われています。
爆音で流れた時は鳥肌が立ちました!



他にも気になる曲がたくさん!

『Union J - Carry You』
女子高生に大人気のボーイズグループ!っていう設定で
ミンディがテレビに釘付けになるシーンが印象的。

『Danko Jones - Dance』
カナダ出身のロックバンドのナンバーです。
This Is Danko Jonesというアルバムに収録。
ミンディがダンスのオーディションで踊った曲です!

しかしながらサントラ的にいうと
やや前作に軍配といった感じでしょうか?
The Dickiesの『Banana Splits 』が強烈でしたからねー。

気になるエンドロール後の映像 もしや3作目?



ネタバレ禁止の為、内容は控えますが
エンドロール後のオマケ映像にご注意!
映画館ではこれを見ずに帰っちゃう人が多くて。。。
んん?もしかして3作目も作っちゃう気?っていう
でもまあ今作で終わりでもいいような気がします(笑)
次回作があれば絶対行きますけどね!




前作『キック・アス』の記事はこちら








[ 2014/03/22 17:16 ] アクション | TB(0) | CM(0)

『グロリア』 中年女性に銃を持たせるのは危険!『レオン』の原点と呼ばれるハードボイルド逃亡劇!

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グロリア
Gloria

監督 ジョン・カサヴェテス

1980年
アメリカ
123分



今回紹介する映画は『グロリア』です。
ニューヨークを舞台にした一風変わったギャングもの。
ハードボイルドでシリアスな内容ですが
なかなか派手なアクションシーンもありという作品。
本作の監督はジョン・カサヴェテス。
自主制作にこだわっている監督で
インディペンデント映画というジャンルを確立した人物。
本作もインディペンデント作品であり
主演はその妻のジーナ・ローランズ!
彼女を主演に起用した夫婦6作品は
今でも人気のあるものが多く
今回紹介するグロリアはまさに代表作。
ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞しました。
1999年にはシャロン・ストーンでリメイクされた人気作。
さてどんな映画なのでしょう?


復讐?馬鹿言うんじゃない!逃げるんだよ!


マフィアの重大な秘密を売ろうとした
会計士の一家が惨殺される事件が発生。
かろうじて生きのびた少年フィルは
同じアパートに住むグロリアの手でなんとか命をとりとめるが
問題はその秘密が書き記された手帳をフィルが持っていた事。
それがマフィアに知れ渡り、二人は逃亡するハメになる。
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もともと子供が好きではないグロリア
口ばかり達者で生意気なフィル
初めは反発しあっていた二人だが
逃げ回るうちにお互いの命を大切に思える関係へと変わっていく。
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グロリアはマフィアのドンの元恋人という事もあり
男顔負けの度胸でマフィア渡り合い
生き延びるためならためらう事なく銃を抜く!
しかし二人は徐々に追い詰められる。
そこでグロリアは大きな賭けに出るのだった。



・・・あれ?
この映画って・・・
そうなんです。
リュック・ベッソンの『レオン』そっくりです。
年代的にはこちらの方が古いので
『レオン』の原点なんて呼ばれている作品なんですね。

ジャン・レノが中年女性グロリアに
マチルダ役のナタリー・ポートマンが少年フィルに
といった具合に逆になっていますが設定もソックリですね。。
家族を殺された子供を救うという脚本も似ています。
ハッキリ違うのは『レオン』には明確なが存在し
その敵に対し復讐をするというものですが
『グロリア』は復讐劇ではなく
マフィアからの逃亡をメインに描いている事。

ただひたすら逃げる話なので
どうしてもノッペリとした展開になりがちなのですが
グロリアの強烈なキャラクターのおかげで
なんとか中だるみも我慢して観る事ができます。
逃避行って言っても近所を行ったり来たりですけど。

この映画の一番の問題点は
追いかけてくるマフィアが怖くない!(笑)
なんと言いますか…普通のおっさん?
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…緊張感のない映像。。。

こんなのが追いかけっこの鬼ですから
何度繰り返される絶体絶命の危機も
グロリアはなんなく乗り越えます。
用心棒的な男すら簡単に殺されるし
マフィアとしてはもはや無能と言っていいレベル。
何故一人のおばはんを捕まえられないのか疑問です。
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グロリアを追うマフィア達(何故か裸が数名)
ツッコミどころが多い組織です。

それから気になった点としましては
とにかく少年フィルが可愛くない!
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生意気なのは我慢できるとして
全然言う事を聞かないし
半端にスタイルが良く子供らしさが無い!
素直に『はい』と言えないガキなので
中盤くらいから『憎ったらしいわぁ』と苦痛になってきます。
致命的なのはセリフの棒読みです。
子供とは言え『お前…マジか?』って思うほど大根なので
これがオーケーテイク?と不安になります。
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フィルを助けるために銃乱射!渋いぜグロリア!
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…ってお前その顔なんだよ!

貫禄の金獅子賞作品 その人気の秘密とは


っとまあ問題点ばかり書いてしまいましたが
本作は非常に人気が高い映画なのです。
それは何故か?
答えは簡単です。

グロリアがカッコイイ!
もうそれだけと言っていいのではないでしょうか?
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会話の真っ最中でも銃をぶっぱなす肝っ玉と
マフィアの女だった経験を活かした逃亡スキル!
憎ったらしいガキではありますが情が移り
いつしか母性をチラつかせはじめる人間臭さ
最終的にはマフィアのドンと直接対決!
彼女を見ているだけで本作は面白い!
タイトルが『グロリア』だもんね!
『そんな馬鹿な!』っていう支離滅裂な展開が続き
どんどん心が折れていくタイプの脚本の中で
グロリアを演じるジーナ・ローランズの輝きは圧巻!
彼女なしではこの映画は完成しなかったでしょう。

感動を誘う映画には程遠い
激しくハードボイルドな作風なので
『レオン』で感動した方には物足りない作品かもしれませんが
グロリアの方が好き!っていう人も多いと聞きます。
なるほどー・・・観て納得。
『レオン』の原点でありながら
まったく違う魅力を放つ問題作です。









[ 2014/03/19 17:44 ] マフィア・ギャング | TB(0) | CM(2)

『存在の耐えられない軽さ』 文句なしの大傑作!ダニエル・デイ=ルイスが若い!ジュリエット・ビノシュの可愛らしさに悶絶!

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『存在の耐えられない軽さ』
The Unbearable Lightness of Being

監督 フィリップ・カウフマン

1988年
アメリカ
171分



久しぶりの更新です!
今回ご紹介する作品は
チェコ出身でフランスに亡命した作家
ミラン・クンデラの小説を
フィリップ・カウフマンが映画化したものです。

アメリカ映画なのですが舞台はチェコスロヴァキア
1968年に起こった『プラハの春』を描いています。
『プラハの春とは』自由を求めるチェコスロバキアと
共産主義ガチガチのソ連が衝突。
結果、ソ連軍により弾圧されたという事件。
といってもこの作品は戦争映画ではなく
『ラブストーリー』なのです。
さて、どんな映画なのでしょうか?


人生の重さとは?不思議な三角関係を描く



優秀な脳外科医トマシュは
複数の女性と気軽に交際する軽い男。
つねに束縛を嫌い、自由を愛していた。

女に対して何も期待しないトマシュは
遊び相手に対しても冷たいものであったが
自由奔放な画家のサビーナは別だった。
互いに束縛し合わない関係であり
彼女にもまた別に愛人がいた。

ある日、田舎町のカフェで
素朴で愛らしいウェイトレス、テレサに出会う。
遊び慣れしていなそうに見えたテレサだったが
彼女の一直線な情熱に魅力を感じたトマシュは
彼女と同棲生活に入り、ほどなく結婚。
しかしトマシュはサビーナとの関係を続けるのであった。

写真家としての仕事をもとめていたテレサに
トマシュはサビーナを紹介する。

二人の関係に気づいてはいたのだが
それでも愛する彼のもとを離れようとしないテレサ。
不思議な三角関係が始まる。

世の中はソ連軍によるチェコスロヴァキア侵攻が深刻化。
民衆の波に交じって、無心にカメラのシャッターを切るテレサ。
彼女を守りつつ、スローガンを叫ぶトマシュ。
身の危険を感じたサビーナはこの街を旅立つ。
三人それぞれが幸せな未来を夢見るが
徐々に時代の波に飲み込まれていく。




まいった!
これは凄い映画!
観終わった後の疲労感(笑)
といっても退屈からくる疲労ではなく
凄いものを見せられたという感じ。

主演のトマシュはダニエル・デイ=ルイス
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もう笑っちゃうくらいモテるのですが
これがまた憎めない男なんです。
しかし若いなー!カッコイイ!
一見、浮気を繰り返す軽薄な男に見えますが
彼は独自の信念を持っていて
周囲の価値観に左右されない一本気な性格です。
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テレサを演じるのはジュリエット・ビノシュ
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彼女まだ24歳という若さ!
純粋で情熱的なテレサを見事に演じています。
トマシュの女癖の悪さに悩み苦しみ
人生を上手く楽しめていないように感じさせますが
夢見がちで愛する者に強く依存するという
とても女性的な存在です。
というかもう可愛くて可愛くて。。。


妖艶な雰囲気をもつ女性サビーナを演じるのは
レナ・オリンという女優です。
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サビーナは自由を愛する奔放な女性ですが
これまた非常に魅力的。
テレサとは異なるタイプですが
ある意味彼女も女性的な存在です。
黒いに下着姿というセクシーな姿
鏡を効果的に使った官能的なシーンは
溜息が出るほど美しいです。
1993年の『蜘蛛女』という作品では
冷酷な女殺し屋を強烈に演じていました。


171分の超大作 動乱のプラハを背景に描く人間模様


上映当時はエロティックな描写が
話題になったと聞いたのですが
観終わってみるとそれほどでもないのでは?
男と女を描く為には必要不可欠な映像ばかりです。
トマシュ、テレサ、サビーナという個性的な三人の
不思議なバランスで成り立っている関係が
ハッとするほど美しく、そして魅力的に描かれています。
エロティックなのにどこか儚げ。
チェコスロヴァキアの重苦しい空気。
灰色の雲と物悲しい街並み。
エロ映画を期待してたらひどい目にあいます(笑)
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タイトルからして重たそうな印象がありますが
決してそんな事はありません。
クスクスっと笑えるシーンや
微笑ましいエピソードもたくさんあります。
しかしこの映画の舞台はソ連軍によるチェコ弾圧があり
軽くほのぼのとしたストーリーとも言えません。
『難解』とまではいきませんが
『人間』を描くという哲学的な作品なので
人を選ぶ映画と言えるかもしれません。

本作の素晴らしいところは
登場人物である三人がそれぞれ魅力的であり
一本筋が通った生き方をしている事が伝わるところ。


トマシュは自由を愛し、ソ連軍のやり方を憎み
自分の信念を持っています。
自分の仕事にも誇りを持っており
そう言う意味では凄く男らしい男ですね。
妻を裏切ってばかりですが
決してテレサを侮辱したり見放したりしません。

サビーナも自由を愛し、束縛を嫌い
そういう意味では素晴らしいパートナーといえます。
トマシュとの関係はなにか特別なものを感じさせますが
彼女は一人の男性に守られるような生き方ができません。
求め合いながらも寄り添いあう事ができないという
なんとも切ない恋です。

テレサは真っ直ぐでキュートな情熱が
いつしかトマシュをリードし始める姿は
女性の強さを感じさせます。
ところが彼女は裏切られてばかり。
毎晩悪夢を見るような日々です。
純粋すぎる故に
いつか私だけを愛してくれる日が来ると
期待しすぎる弱さがあります。
ある意味もっとも女性らしい人物ですね。
プラハの春で弾圧されていく人々を目にしたとき
誰よりも最前線に立ち
無心でシャッターを切る大胆な一面もあり
暴走するテレサを心配して立ち振る舞う
トマシュが度々映し出されます。
ここらへんの人間臭さが彼を憎めないポイント。
ちなみにプラハの春のシーンは
ドキュメンタリー映像を見ているようで
凄まじい臨場感。本作の見所の一つです。
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恋敵と知りながら、頼れるのがサビーナしかいないテレサ
テレサの純粋さに罪悪感を感じつつも
どうしようもなくトマシュに惹かれるサビーナ
テレサを傷つける日々の中、彼女の大切さに気がつくトマシュ


男女の関係というのはとても複雑であり
何が正解で何が間違っているかなんて
誰にもジャッジする事はできません。
そもそも男女の価値観が完全に一致するなんて事は
万が一にもありえません。
人間を『男』と『女』という
たった二つに分けて考えている事でややこしくなりますが
10人いたら10人の価値観が存在すると考えると
納得できるのではないでしょうか。

『男ってこういうところあるよね~』
『女ってこうなんだよなぁ~』
という
男女あるあるだけではないもっと深い部分を
見事にえぐりとっている脚本。
こりゃ原作も読まなきゃなー。


テレサがトマシュに残した手紙

人生は私にはとても重いのに
あなたにはごく軽いのね
私、その軽さに耐えられないの
私は強くないから


この文章から伝わるテレサの切ない気持ち
あまりに悲しくて胃が痛くなりました(笑)



観終わった時、心にドシンとくる作品です。
特にラストシーン。震えます。
いやーまいった。
長いけど是非観て欲しい大傑作。


音楽も素晴らしい!









[ 2014/03/15 14:10 ] ラブストーリー | TB(0) | CM(2)













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