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『遊星からの物体X』 SFホラーの大傑作!寒い!怖い!逃げられない!だってここは孤立した南極基地!仲間の中にモンスターがいるかもしれない…!

eiga118.jpg
遊星からの物体X
The Thing


監督 ジョン・カーペンター
原作 ジョン・W・キャンベル『影が行く』

1982年
アメリカ
109分


今回紹介する作品は『遊星からの物体X』です。
ジョン・カーペンター監督は以前紹介した
スプラッターホラー映画『ハロウィン』の監督です。
ハロウィンを低予算かつ短期間で作成し、大ヒットさせる事に成功した後
ハリウッド進出第一弾として発表したのがこの作品です。
1951年の『遊星よりの物体X』のリメイク的な位置にある作品ですが
原作である短編小説『影が行く』を忠実に映像化しているという意味では
まったく別物と言っていいでしょう。
現在話題になっている『寄生獣』も本作の影響を強く感じます。

実はこの作品、存在は知っていましたが観たことがなく
最近テレビで放送していたのを観て衝撃を受けました。
あらためてレンタルし直してノーカットを鑑賞。
続けてコメンタリー入りで観たので合計3回観てしまいました(笑)
いやー素晴らしい作品であります。


怖い!寒い!逃げられない!未知なる生物との戦いがはじまる!


あらすじ

1982年 アメリカ南極観測隊第4基地。

ノルウェー隊のヘリが、1匹の犬を追って着陸。
銃や手榴弾を使い犬を狙うが誤ってアメリカ隊員が負傷。
たかが一匹の犬のためにライフルを乱射するノルウェー隊員を危険とみなし
アメリカ基地の隊長は躊躇せず射殺する。

何故ノルウェー隊は犬を追っていたのか?
真相を究明すべくノルウェー基地へ向かった。
そこで目にしたものは、破壊された基地と
自殺し凍りついた隊員の死体
何かを取り出したと思しき氷塊
そして未知なる生物のおぞましい焼死体だった。

一方、逃げのびた犬は犬小屋に入れられた。
夜が更けるとともに犬はグロテスクな生物に変形。
異常を察知し駆けつけた隊員たちは、そのおぞましい生物に恐怖し
火炎放射器によって撃退。
隊員たちはこの異常事態にノルウェー隊に何があったのかを感じとる。

調査の結果、その生き物は取り込んだ生物に同化・擬態し
更に凄まじい勢いで増殖できることが判明する。
そしてその生き物はすでに隊員に寄生し始めているのであった。



これは凄い!
時代を超越した面白さ!

この映画のモンスターのセンセーショナルなビジュアルは
後のホラー映画に絶大なる影響を与えました。
あまりに独創的!あまりにおぞましい!

しかーし!
この作品はモンスターで怖がらせるタイプの映画ではありません。
あくまでも主役は人間!
閉鎖された南極の基地内で巻き起こる
未知なる生物との戦いがテーマなのです。
その生物の『あらゆる生物に変身する』という特性は
言葉にすると単純ですが
いざ敵になるとここまで厄介な生物はいません。
もしかしたらこの中にモンスターがいるかもしれないという不安。。。
『疑心暗鬼』という言葉がピッタリの作品です。
そういう意味ではSFでありホラーであり上質なサスペンスとも言えます。



疑心暗鬼が人間関係の崩壊をまねく いったい誰が…?


この映画の特徴と言えるのが『重要人物の多さ』です。
全員を把握しておくことが大切。
というわけで簡単ですが登場人物をまとめてみます。


マクレディ
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カート・ラッセルが演じる主人公。
ヘリの操縦士。
裏の設定では『ベトナム帰り』ということらしく
昼間からスコッチを飲みまくっているのはその為でしょう。
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一匹狼タイプの性格ですが、どのような危機的状況でも冷静で
感情に流されずに正しい選択ができる男です。
後半はリーダー的存在になりますが
決してリーダー向きじゃないんですよね。
止むを得ず先頭に立つといった感じ。



チャイルズ
The_Thing21.jpg
キース・デイヴィッドが演じる機械技師。
やや血の気の多い黒人です。
感情的になるとデカい声を出してしまうので
大男なだけあって手におえない感じ(笑)
マクレディとは対立してしまうのですが
生き残りたいという強い気持ちは同じです。



ギャリー
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ドナルド・モファットが演じる基地の隊長です。
融通の利かない性格で興奮すると適切な対応ができないタイプ。
映画のオープニングで犬(正体は物体X)を射殺しようとしていた
ノルウェー基地隊員を『頭がおかしい奴』と判断し射殺する。
やがて他の隊員から不信感を抱かれる事件をおこし
物体Xではないかと疑われはじめます。



ブレア
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A・ウィルフォード・ブリムリーが演じる生物学者。
コンピューター(時代を感じる)で
物体Xが地球を乗っ取るまでの時間を計算したり
物体Xの検死解剖でその恐ろしい生態を解明。
クルーの中で一番先に物体Xの脅威に気づきます。
物体Xの恐ろしさに耐えられなくなったブレアはパニックに陥り
基地内で大暴れの末、拳銃を乱射!
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他の隊員達に取り押さえられ小屋に監禁されます。
その暴れっぷりは凄まじいもので笑えます。



クラーク
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リチャード・メイサーが演じる犬飼育係
キャップに髭面の大男です。
犬とは心を通わせていますがどうも人間嫌いな雰囲気。
問題を運んできた犬と接触していた時間が長かったため
ブレアは『クラークが物体Xだ』と疑います。



コッパー
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リチャード・ダイサートが演じる医者。
全員の血液を管理していたのですが
すべての保管血液を床にぶちまけられる事件発生。
当然コッパーが疑われることになりますが
ギャリーも出入りできたという事実から
もう誰も信用できないという
隊員たちの不協和音が強まっていきます。



ノールス
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T・K・カーターが演じる調理師。
細身の黒人で、スティーヴィー・ワンダー大好きな若者コック。
なぜかローラースケートで移動しています。
モンスターにビビる顔は絶品。
日本語吹き替え版では何故かおネェ言葉(笑)
彼のビビり顔はなかなか絶品。



パーマー
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デイヴィッド・クレノン演じる第2ヘリ操縦士&機械技師
タバコ(マリファナ?)を吸う仕草や
言動がどこかチンピラ風です。
特にモンスターを見た時の
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『you gotta be fucking kidding(冗談キツいぜ)』は名言!



ノリス
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チャールズ・ハラハンが演じる地球物理学者。
前に出るタイプではなく、おとなしく気弱。
ギャリーが疑われ始めた時、代わりに隊長役を依頼されるが
『俺は無理』と断ります。
正義感は強いようですがどうも心臓に痛みがあるらしく
発作のような状態になります。



ベニングス
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ピーター・マローニーが演じる気象学者。
ツルっとした頭とヒゲのオッサン。
ギャリーとは10年来の友人らしい。
映画最初のノルウェー人のライフルが足に当たったり
物体Xに乗っ取られたりと散々な男です。



フュークス
The_Thing12.jpg
ジョエル・ポリスが演じる生物学者助手。
つまりブレアの助手です。
ブレアの様子がおかしいことに気がつき
研究ノートを盗み出すことに成功。
そこに記された恐ろしい事実を知り
たまらずマクレディに相談します。



ウィンドウズ
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トーマス・G・ウェイツが演じる無線通信技師。
個人的にお気に入りキャラで
ビビりなので他の隊員から馬鹿にされるとムキになったり
皆がモメ始めたらパニックになって逃げだしたりと
人間っぽさがとてもいい感じ。
The_Thing24.jpg
いつもビクビク。。。


といった感じなのですが
うーんやはり多いですね(笑)

コメンタリーでカート・ラッセルが言ってましたが
『男しかいないから登場人物の見分けがつかない』というのがこの映画の難点。
そうなんですよね。。。最初は戸惑うはずです。
しかし以上のメンバーしかいない南極という名の密室劇。
中盤までくるとそれぞれの人間的な魅力に気づき
一気に加速していくストーリーに集中できるはずです。

これからどうなってしまうのか先の見えない展開
逃げ場のない南極基地での戦い
追い詰められた人間の恐怖
人間不信になっていく隊員たち
その心理状態と、難局を打開しようとする姿を
役者陣が見事に熱演しています。

そしてお気づきでしょうか?
そうなんです。
本作には女性が一人も登場しません。

当時男しか出ない映画っていうのがとても珍しかったようで
それが批判的な意見となったという話も。
ところがこの女性のいない南極基地という世界が
無駄な描写(女性の悲鳴・ラブシーンなど)を一掃していて
この映画の面白さを倍増させているのは間違いありません。
贅肉をそぎ落としたアスリートのような感じ。

あ、名優がもう一人(?)いました!

犬!
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狼の血が入っているシベリアン・ハスキーは
とても警戒心が強く、目つきが鋭いのですが
その警戒心の強さが見事な演技を魅せてくれます。
映るたびに『凄い!凄い!』と興奮しました。
いやー本当にいい演技なんですよ。



☆個人的に好きだったシーン

監禁中のブレアの様子を見にきたマクレディ
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すると・・・なんか缶詰食ってる。。。
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『すっかり正気に戻ったよ。戻らせてくれ。』モグモグ。
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残念ながら、もうしばらく監禁されます。


☆もう一つ

まるでタラバガニを食うかのように解剖するブレア
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いちいち面白いんだよなーこの人(笑)



映画通をうならせる見事な演出とカルト的人気


今となってはSFの古典と言える
リドリー・スコット『エイリアン』
スティーヴン・スピルバーグ『E.T.』(なんと二週間差で公開!)と
宇宙への関心が高まっている時代の中で公開された本作ですが
どうにも興行成績は芳しくなかったようです。
そりゃーまあ一般的には難しいでしょうね(笑)

マニアックな描写が強烈すぎて
劇場では目をふさぐ人も多かったのだとか。
まあホラー映画ですから当たり前なんですけどね(笑)
しかしながらCGに頼らないSFX(Special Effects)技術の凄み!
グロテスクなクリーチャーの造形はもはや芸術品!
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よくもまあこんなモノ作り出したもんだと感動しました。
カルト的な作品に思われがちですが
エンターテイメント性あふれるSFホラーです!

『気持ち悪いの無理』って人にはすすめられませんが
『誰も観たことがない凄い映画を撮ってやるんだ!』という
監督や制作陣の強い意志が感じられる映画です。
怖いだけじゃなく、ちょっと笑えるシーンもあったり
『あーなるほどー』と感心するシーンも。
ややB級扱いされがちな作品ではありますが
時代を超越した面白さがあり、全く古さを感じさせません。
これってやっぱり作品の持つパワーだと思います。
記事を書いてたらまた観たくなってきました(笑)








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[ 2014/12/15 22:16 ] SF | TB(0) | CM(0)

『ビデオドローム』 デヴィッド・クローネンバーグ監督作品!80年代を代表する超難解カルトムービー!延々繰り返される悪夢のような展開に耐えられるか?

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ビデオドローム
Videodrome

監督 デヴィッド・クローネンバーグ


1982年
カナダ
87分




今回紹介するのは『ビデオドローム』という映画です。
監督はデヴィッド・クローネンバーグ。
『スキャナーズ』『デッドゾーン』『ザ・フライ』『裸のランチ』などが
代表作と言われていますが
この『ビデオドローム』ってのがまたとんでもない作品です。
あまりに難解なため、製作費の半分も回収できなかったという
興行収入的には大失敗作なのですが
ビデオ化されてカルト映画として人気に火がついたのだとか。

町山智浩『クローネンバーグのすべてが詰まっている』と言わしめた
80年代を代表する超難解カルトムービー。
さてどんな映画なのでしょうか?



観たら最後!ビデオドロームの世界から逃げ出すことはできない


ケーブルテレビ局の社長を務めるマックスは
視聴者を熱狂させる刺激的な映像を日々探し求めていた。
セックス、暴力などを扱った過激なものである。
ある日、『ビデオドローム』という番組の存在を知った。
内容はひどいもので、物語は無く延々と拷問や殺人を映し出すもの。
いわゆるスナッフビデオというジャンルのもの。
マックスは出処のわからないその映像に興味を持ち
何とか自分の番組として手に入れようと考えるが
何者が、何処で、どういった趣旨で作っているのかもまるで掴めず
全てが謎に包まれていた。
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彼とともにビデオを観たガールフレンドのニッキーは
被虐的な体験に対する興味から一人でピッツバーグに向かい
『ビデオドローム』に出演しようと試みる。
マックスは映像の生みの親と思しき教授に接触し
ニッキーを取り戻そうと目論むが
教授に会うこともできず取り合ってもらえない。
ところが後日、教授からビデオテープが送られてくる。
そこには驚くべき内容が記録されていた。





あー!もうわけわかりません!
難解というよりも映画として自由すぎる!
簡単に説明すると映像作品『ビデオドローム』を見たものは洗脳され
日常生活でも幻覚を見るようになり
やがてマインドコントロールされていくという内容…。
いや…たぶんそういう内容だと思います。
というのも何度観たところで理解できないんですよねー。
ややこしい話なのに説明不足&急展開に振り回されます。
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不条理で気味の悪い物語を
インパクト大のグロテスクな描写でぶっちぎる作品という感じ。
そいういう意味ではクローネンバーグ節が爆発
ちょっとでもグロがダメな方には絶対おすすめできません!
※時代が時代なので作り物感はハンパないのですが


主役のマックスはジェームズ・ウッズです。
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この俳優大好きなんです。
何がいいって顔がいい!
神経質そうで目つきが悪い!
72年、エリア・カザン監督『突然の訪問者』で映画デビューした後
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』などで注目され
『サルバドル/遥かなる日々』ではアカデミー主演男優賞にノミネート。
社会派、クライムサスペンスなどに出演する事が多く
名バイ・プレイヤーとして活躍する俳優です。
本当によく見かける顔なので知ってる人も多いのでは?
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凄く頭がいい事でも有名なジェームズ。
IQ180の高い知能の持ち主!
『世界で最も頭のいい10人』の1人に選ばれた事もあるのだとか。


ニッキーを演じるのはデボラ・ハリー!
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デボラといったら1976年にデビューしたロックバンド
ブロンディのボーカルです!
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ニューヨークパンク創成期のバンドで
CBGBというライブハウスで人気に火がつき
デボラのキャラクターとキャッチーなサウンドで
あっという間に世界中が注目するバンドになりました。
『ハート・オブ・グラス』『ラプチュアー』『夢見るNo.1』といった
ディスコ、レゲエなどを大胆に取り入れたサウンドは今聴いても新鮮。
バンド以外でもソロ活動で5枚のソロアルバムを発表して
その後、女優としても活動しました。

実はブロンディの大ファンなんです。来日公演にも行きました。
歌いながら観客に靴をぶん投げたのを覚えています(笑)
でも映画は観てなかったんですよねー。なんでだろう?
ようやく観てみたら激カルト映画で驚きましたが(笑)
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アブノーマルな趣味をもつ女を演じているのですが
妙に似合っていてハマリ役だと思います。
なかなか色っぽいシーンがあります。
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唇のアップもエロい!

ヒロイン役がブスって書いてる人もいましたが
ブスじゃないでしょーよ!
顔立ちはミシェル・ファイファー系だし!
あ、デボラの方が13歳も年上だけど…。


欠落や矛盾を無視して突き進む不条理映像


本作の見所といったらやはりこだわり抜いた映像でしょう。
クローネンバークのメッセージ(?)を感じる
なんとも奇妙でグロテスクな映像の数々!
特殊メイクはマイケル・ジャクソン『スリラー』でお馴染み
リック・ベイカーが手がけています。
それがもうリミッターを振り切っているので
時間とともにストーリーがどうでもよくなっていくという。
理解しようと真剣に観ていただけに絶望的な気分になりました。

例えばこういったシーンがあります。

粘土の壁の前で拷問をうける女性のビデオ。
※しかも粘土には電流が流れているのだとか。何故!

テレビを見せ続ける事で、救いを得る事ができるのではないかという
薄気味悪い宗教めいた組織。

※今で言うところのインターネットカフェみたいな感じ(?)

マックスの腹にあいた穴。
その穴に差し込まれるビデオテープは生き物のように脈打つ!

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※グロなのでモザイクかけました。

モゾモゾ動く血管が浮き出たテレビ。
そのテレビにムチをうちこむマックス。

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もうやめて!
笑っちゃうくらい悪夢!



本作では『テレビ』がテーマになっていますが
現代では『インターネット』が近いのではないでしょうか。
『人類に対する警告!』なんて言うとカッコよく聞こえますが
基本的には悪ふざけです(笑)
テレビが人間に及ぼす有害な部分を
彼ならではのグロ映像で延々と見せるという
SF要素の強いホラー映画なのですが
まーよくもこれだけ好き勝手に撮影したものだと感心しました。
根底には皮肉がたっぷりですが悪趣味そのものです。
このやりすぎ感がマニアにうけたのでしょう。
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この映画の怖さはグロ描写でも薄気味悪い物語でもなく
『この監督はいったい何を考えてるのだろう?』という不気味さ。
次々巻き起こるわけのわからない展開に恐怖しました。
観る勇気がある人は是非是非!
ちょっとやそっとじゃ理解できないので
覚悟して観てくださいね!








[ 2014/04/14 00:01 ] SF | TB(0) | CM(4)

『メン・イン・ブラック3』 10年ぶりの新作!驚くなかれ!なんと最高傑作!

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『メン・イン・ブラック3』
Men in Black III


監督  バリー・ソネンフェルド

2012年
アメリカ合衆国 アラブ首長国連邦
108分



斬新な切り口で都市伝説や宇宙人を描き
ド迫力のアクションで観る者を魅了する
『メン・イン・ブラック』シリーズ!
監督は『アダムス・ファミリー』バリー・ソネンフェルド!
キャラもの映画の上手さには定評があります。

主演はご存知この二人!
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エージェントKトミー・リー・ジョーンズ!
エージェントJウィル・スミス!

そして若い頃のKを演じるのが
ジョシュ・ブローリン!
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グーニーズのお兄ちゃん本当にいい役者になったなー。
 ノーカントリー
 プラネット・テラー in グラインドハウス
 トゥルー・グリット
 L.A. ギャング ストーリー

ここ最近の作品は当たりが多い!

10年ぶりの新作がこの『MIB3』です!
はてさてどんな映画なんでしょうか?

これぞSFコメディ!王道を突っ走るご機嫌な娯楽作品!


あらすじ

地球の平和を守るため
日々宇宙人と戦うエージェントJとK。
ある日、過去にKが逮捕した凶悪犯
宇宙人ボリスが脱獄したことを知る。
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Kと再会したボリスは、「お前は過去で死ぬ」という言葉を残し
忽然と姿を消すのだった。

翌日、MIB本部に出勤したJ。
なんと誰もKのことを覚えていない。
ボリスの歴史改変により、Kが40年前に死んでしまったのだ。
Jは歴史を修正するため、Kの命を救うため
Kが殺される前日の1969年7月15日にタイムトラベルする。



なにこれ!最高に面白い!
完全に油断してたー!


1997年の一作目
2002年の二作目
どちらも映画館で興奮しながら観てたのに
本作だけ見逃していました。
やはり10年という歳月の大きさです。
十年一昔と言いますが
10年前の自分を想像すると
今の自分がいかにタフでなくなっているかを感じ
MIBだって10歳くたびれてるはずだと
勝手に思い込んでいたのかもしれません(笑)

・前作から10年という賞味期限的な問題
・トミー・リー・ジョーンズがあまり活躍しない
・巨大生物とのド派手なバトルがない
・ラスボスが割とショボイ


こういった噂ばかりが耳に入り
『DVDでいいか』という負け犬的発想が芽生え
結局DVD化されても全然買わないという日々でした。
まあ言い訳になりますが
本作が公開されている時期は
壮絶に忙しかったんですよねー。
『ちょっと観たいけど…今は無理かなー』などと
完全に守りに入った日々でした。
バカバカ!
バカ映画を愛してた俺はどこに行ったんだー!
MIBに何を期待してるってんだー!
楽しいだけで十分じゃないかー!

って事で恥ずかしながら先日ようやくDVDを購入。
そしてあまりの面白さに悶絶!
過去の作品を超える傑作!

使い古されたプロットともいえる
『タイムトラベルもの』ですが
この古典的なSF映画に堂々と挑むMIB!
王道を突っ走る100分に清々しさすら感じました。
1969年ってのもいい!
人種差別ネタやヒッピーネタなど
この時代ならではのブラックなユーモアも魅力!
車やファッションも素敵。
こんな人まで登場します。
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アンディ・ウォーホル!

ショボイと噂されていたアクションですが
全然そんな事ありません!
むしろバトルシーンは今作が一番面白いのでは?
とにかく初っ端から飛ばしまくりです!

まるでコミックから飛び出してきたような
キャラクター達が溢れる映画ですが
出オチ的な要素が大きいので
物語に深みを出すのは難しいのですが
本作はとにかく脚本が抜群なので
アクションとコメディのバランスが素晴らしく
過去作品のファンへのご褒美シーンもたくさん!
ベタなストーリーとはいえ
見せ場の多さや最終的な着地点の上手さは
過去の作品を大きく上回る仕上がりです。

本作で気に入ったキャラクターは
予知能力をもつ宇宙人
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グリフィンです。
彼の言葉には不思議な魅力があります。

 今この瞬間になるまでは
 あらゆる可能性が無限に存在し
 それが全て同時に進行している。
 だから『奇跡』には理由が存在する。


彼は奇跡の事を『人生のハイライト』と呼ぶのですが
なんとも胸が熱くなるワードです。
ここ最近後ろ向きだった自分が恥ずかしくなります。
ありがとうグリフィン!

それよりなにより
とくにラストが素晴らしかったー!
まさかMIBで感動するとは(笑)
過去の2作品を特別なモノにするという
超絶に気の利いたラストシーンです。
よくこんな結末思いついたなー。
これにはまいった。やられた。

エージェントK!
エージェントJ!

これからも地球をよろしく!
一生ついていきます!








[ 2013/12/09 23:27 ] SF | TB(0) | CM(2)

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 何度観ても面白い永遠の名作!今回は音楽に注目!

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
Back to the Future

監督  ロバート・ゼメキス
製作総指揮  スティーヴン・スピルバーグ

1985年
アメリカ
116分



永遠の名作と言えばこれ!
バック・トゥ・ザ・フューチャー
1985年に公開されたシリーズの一作目です。

完成されたプロット、魅力的なストーリー
豪華で個性的なキャラクター
今までになかった斬新な未来像
リアリティにこだわった過去の描き方は
公開されるなり世界中で大ヒットを記録!
同年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞しています。

本作でマーティ・マクフライを演じた
マイケル・J・フォックスの人気が爆発!
エメット・ブラウン博士・通称ドクを演じたのは
クリストファー・ロイドです。
この二人は当時日本でも大人気でした。

今回は、少し趣向を変えまして
この映画で使用された音楽にスポットを当てて
雑学を交えながら紹介していこうかなと思っています。



『パワー・オブ・ラヴ』 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース


バック・トゥ・ザ・フューチャーと言えば
一番最初に思い浮かぶのはこの曲ではないでしょうか?
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが1985年に発表した
大ヒットシングルです。
映画が世界中で大ヒットしたのをきっかけに
全米1位に輝きました。
プロモーション・ビデオには
登場人物のドクとデロリアンが登場します!

ちなみに主人公マーティの部屋には
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのポスターが貼られていたり
ヒューイ・ルイス本人がカメオ出演していたりと
遊び心満載なのもこの映画の魅力!
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この時のセリフ『音が大きすぎる!』
ウィー・アー・ザ・ワールドのレコーディング時に
プロデューサーに『声が大きすぎる』と注意を受けている
メイキングビデオからのパロディだそうです。

実はこの時まだパワー・オブ・ラブの歌詞が未完成で
マイケルが歌いだすところで止めたという噂も。
なんか面白いエピソードですね。



『ミスター・サンドマン』 フォー・エイセス


マーティーが1955年にタイムトラベル後
時計台の広場でキョロキョロしてる時に流れる曲は
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フォー・エイセス『ミスター・サンドマン』です。
この曲はザ・コーデッツの方が有名かもしれませんが
劇中で使われたのはこちらの方ですね。
コーラスワークがワクワクします!
いかにも古き良きアメリカって感じで
1955年の雰囲気にピッタリです。




『ウォールフラワー』 エタ・ジェイムス


おやじ!一杯くれ!
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ミルクチョコレート!

このシーンで使われているノリノリのオールディーズは
エタ・ジェイムス『ウォールフラワー』という曲です。
この貫禄ある歌唱でなんと10代!
1955年にこの曲で初チャート入りした後
数々のR&Bやポップの楽曲を世に送り出しました。




『ナイトトレイン』 ジミー・フォレスト


魅惑の深海パーティー
ザ・スターライターズが演奏しているのは『ナイトトレイン』です。
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オリジナルはジミー・フォレスト。

数々のアーティストの愛されているナンバーです。
オリジナルはテンポが遅く、ダラ~っとした雰囲気で良い!
でも劇中で演奏されたのはアップテンポで踊れるアレンジですね。
改めてサックスってカッコイイ楽器だなぁ~と思う名曲です。



『アースエンジェル』 ザ・ペンギンズ


同じく魅惑の深海パーティーから。
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ジョージとロレインが初めてキスをするという
ロマンチックなシーンで流れるのは
『アースエンジェル』という曲。
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ザ・ペンギンズというグループの曲です。

クルー・カッツというグループも同曲を発表していますが
なんと同時リリースしたという事で
どちらがオリジナルって事は無いようです(笑)



『ジョニー・B・グッド』 チャック・ベリー


マーティが『もう一曲だけ』とおねだりされたナンバーは
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チャック・ベリーの代表曲『ジョニー・B・グッド』!

まさにロックンロールの教科書のような曲で
刺激的なサウンドは当時の若者たちを夢中にさせました。

手を怪我したギターのマービンが
従兄弟がチャックに電話をするシーンがあります。

もしもし!チャック??
俺だよ俺!いとこのマービン・ベリーだ!
お前さん新しいサウンドを探してるって言ったろ?
ちょっとこれを聞いてみな!!


曲作りに煮詰まっていたチャック・ベリーが
電話ごしにマーティが演奏する『ジョニー・B・グッド』を聞いて
『なにこれカッコイイ!』と思ったとしたら?
なんともお茶目な演出です!



『バック・イン・タイム』 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース


エンディングテーマもヒューイルイスです。
この映画の為に書き下ろした曲。

タイトルも映画の内容にピッタリ!

実はこの曲がオープニングナンバーになるはずでしたが
何故かエンディングにまわされたという(笑)
でも結果オーライ!今となっては逆はありえない!
軽快で爽やかなサウンドが心地よく
ハスキーなヒューイ・ルイスの歌声が絡み合って最高!
この曲が流れると『あぁ~終わったなぁ~』って気分になります。




。。。と今回はちょっと雰囲気の違うブログになりました。
オリジナルサウンドトラックは素晴らしい内容なのですが
サントラに収録されていない曲もありますので
このブログが参考になれば幸いです。

もし万が一!
本作を観ていないなんて人がいたら
何が何でも観なければいけない映画なので
猛ダッシュでレンタル屋さんに走ってください!
もちろん1~3まで全部!

ブルーレイ版の予告です。

信じられない美しさ!



[ 2013/10/30 16:10 ] SF | TB(0) | CM(2)

『ドニー・ダーコ』 ジョジョファンにおすすめ!難解なプロットは時空を超える!

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『ドニー・ダーコ』
Donnie Darko


監督 リチャード・ケリー
製作総指揮 ドリュー・バリモア

2001年
アメリカ
113分



いつの間にか行事として定着しつつあるハロウィン。
子供たちが仮装して家々をまわり
お菓子をもらって歩くというアレです。

その際、決まり文句がありますが
『お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!』
コチラが正解であって
『お菓子あげるからイタズラさせて!』
コチラは変質者っぽくなるので注意が必要。

10月後半になると仮装している人を見かけます。
本人は楽しいかもしれませんが
視野に入るとちょっと恥ずかしいです。

…で、なんでハロウィンの事を書いているかと言いますと
『ハロウィン関係の映画のレビューを書けば?』という
アドバイス?お願い?がありまして
ホラーの『ハロウィン』じゃ芸がないなと思い
紹介してもらった作品がコチラ

『ドニー・ダーコ』です。

なんだ?ドニー・ダーコって?と思っていたら
すぐ主人公の名前だという事がわかりました。
しかしドニー・ダーコって凄い名前。
城戸真亜子(キド・マーコ)みたいな感じ?
なんの予備知識もなくDVDを再生します!


超難解なプロットで展開する 時空を超えたラブストーリー


感動。凄い映画でした。
凄く面白かったのですが
理解できなかった部分が多々あり
もう一度鑑賞する事に。
といのも この映画

超難解なんです。
難解…というか複雑。

映画は『終わり』から始まり
その『終わり』の先に
冒頭で見た『終わり』がある。


もう何のこっちゃわからないでしょうが
専門的な知識が必要な映画ではありません。
ただ、ちょっとやそっとでは理解できない
筋立てになっていまして
観る者を相当混乱させます。
当時はリバースムービーと呼ばれて
話題になった作品です。


世界の終わりまで28日と6時間42分12秒…


簡単なあらすじ

精神を患っている青年ドニー・ダーコ
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彼は夢遊病。
目が覚めるととんでもないところに倒れている。
医者から処方された薬は飲んだり飲まなかったり。
ある晩、心配する母を口汚く罵ってしまい
少し後悔しつつその夜は薬を飲んだ。

眠るドニーを呼ぶ声。
その声に導かれゴルフ場に辿り着く。
そこに銀色のウサギが立っていた
ウサギはドニーにこう告げる。

世界の終わりまで28日と6時間42分12秒…

ゴルフ場のグリーンで目覚めたドニー。
自宅に帰ると、自宅にジェット機のエンジンが落ちていた。
ちょうど自分の部屋のあたりに。
あそこに寝ていたら死んでいたのだ。

精神的にも不安定な日々が続くドニー
度々現れては『未来へ来い』とドニーを誘う銀色のウサギ
今過ごしている時間は現実ではないのか?
やがてドニーは『世界の終わり』の意味を理解する。



特典映像で見た監督のリチャード・ケリー
生粋の映画オタクっぽくて
『好きな監督は?』という質問に

『そうだな…
 テリー・ギリアム、ピーター・ウィアー
 ジョナサン・デミ、スピルバーグ
 キューブリック、ジェームズ・キャメロン
 デヴィッド・フィンチャー、ゴダール
 黒澤明、スパイク・ジョーンズ
 S・ソダーバーグ、ポール・アンダーソン
 タランティーノ、オリバー・ストーン
 マーティン・スコセッシ、コーエン兄弟…
 まだ続けるかい?』

多いよ!(笑)

本作はドリュー・バリモアが脚本を読み
その内容に惚れ込んで映画化にいたったとか。
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本人も教師役で出演してます。絶叫!

本作で一番面白かったのがパトリック・スウェイジ!
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『ゴースト/ニューヨークの幻』のアイツです!
本作では非常に胡散臭いセミナー講師。
超似合うな~!顔がイイ!

宗教チックな物言い。
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『愛』があれば全てうまくいくという
インチキくさいビデオに出演。

学校での講義でドニー・ダーコが挙手。
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『今日のギャラはいくら?』


素晴らしすぎるサントラ! 80's UK ニュー・ウェーヴ


道路に倒れていたドニーが目を覚まし
自転車に乗って家に帰るという
不思議なオープニング。
この映像にエコー&ザ・バニーメン
『キリング・ムーン』が!
Ocean Rain
初っ端からゾクゾクっとする選曲です。
歌詞も映画にピッタリ。

 運命
 それはあなたの意思に逆らう
 ずっと変わらずに待っている
 あなたが身を投げ出すのを


これってまさしくこれから巻き起こる
数奇な運命を暗示しているかのよう!


他にもジョイ・ディヴィジョン
『ラブ・ウィル・ティア・アス・アパート』
デュラン・デュラン『ノトーリアス』
80'sのUK ニュー・ウェーヴが気持ちいい!

そして、映画のクライマックスで流れる
『マッド・ワールド』という曲。
美しくも悲しげなメロディが素晴らしい。
この曲を聞くだけで泣けてきます。


同じ空気を感じる作品は『ジョジョの奇妙な冒険』


この作品の良さを語るとすると
どうしてもネタバレしてしまいますので
具体的な記載はさけて
映画の面白さだけを伝えたいと思います。
物足りない内容になってしまいますが(笑)
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難解で複雑なプロット
ラストが近づくにつれて加速する展開
運命と戦う主人公
これって何かに似てると思ったのですが

ジョジョの奇妙な冒険!
荒木飛呂彦が描く
個性的な表現方法や
独特の不気味さ構築される世界観は
唯一無二の存在感があり
幅広い層から熱狂的な支持を得ている漫画。
現在は第八部『ジョジョリオン』連載中。


私も大ファンで全巻持っているんですが
非常に難解なプロットで
作品に置いていかれる事が多い(笑)
全てを理解して読んでいるファンって
どれくらいいるんだろう?

例えば第4部。
吉良吉影という殺人鬼が
バイツァダストというスタンド能力で
自己都合のみで時間を戻す事ができます。
吉良以外の人間は、多少の違和感はあれど
時が戻ったという自覚はなく
もう一度同じ運命を繰り返します。

また6部のプッチ神父
無限に時間を加速させる能力を持っています。
加速した世界は一度終わりをむかえ
一巡した世界が再び始まります。


そしてジョジョの奇妙な冒険の主人公達は
運命と向き合い、時には戦い
突破口を切り開く強い心を持っています。

文章だけ見てもさっぱりわからないですよね(笑)
そうなんです。パッと見だと全然意味がわからない!
ですが、何度か繰り返し物語に触れる事で
完全ではないにしろ『物語の道筋』が見えてきます。
この映画もまさにこれ。

このように常識を超えた時間軸で
物語を逆再生するような展開は
本作の『リバースムービー』の手法に似ています。
さらに自分の運命を受け入れながらも
自らの手で失われた時間を取り戻し
『あるべき世界』を作り上げようとする姿は
観る者の胸を打ち、非常に感動的。

ジョジョもドニー・ダーコも
『よくわからない』と毛嫌いする人が多そうですが
確かに『よくわからない』んですよね(笑)
映画だけじゃなく漫画でも小説でも
完全に理解する事って必要じゃないと思います。

この映画は魅力的ですし
とても良くできた映画です。
登場人物も個性的で見ているだけで楽しい!
この先、一体どうなってしまうんだろう?と
どんどんのめり込んでいくのがわかりました。

そしてラストシーン。
二人の女性のちょっとした仕草で終わる
とても印象的な終わり方の映画です。
個人的には超絶に感動してしまったのですが(笑)

この物語にはどんな意味があるのか?
これは人それぞれの見解がありそうですし
私なりに『結論』はあるのですが
今回は書くのを控えようと思います。
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『ドニー・ダーコ』はジャンルの特定が難しい。
時間を超える展開はまさにSFですが
若者の心の葛藤を描いた青春映画であり
恋人と家族を守ろうとする男の物語であり
ちょっと笑える部分もありつつ
サスペンス・ミステリーの要素も。
そして最後には感動させてくれるという
まったくもって不思議な作品です。
傑作。

あ、どこらへんがハロウィン?って事ですが
ちゃんとハロウィンパーティーやってます(笑)









[ 2013/09/30 23:22 ] SF | TB(0) | CM(2)













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