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『ディナーラッシュ』 大繁盛レストランで巻き起こる密室群像劇!川越スマイル炸裂!そしてダンカンこの野郎!

eiga097.jpg
『ディナーラッシュ』
Dinner Rush



監督 ボブ・ジラルディ

2001年
アメリカ
99分



飲食店でアルバイトをしていた事があるのですが
大忙しの時の厨房は、まさに戦争!
一切の無駄が許されない時間との戦いです。
大声で新人を指図しながら包丁を動かし
皿を並べて段取りよく盛り付けていくあの感じは
実際に働いた事がある人しかわからない独特な世界です。

今回紹介する映画はまさにそんな映画!
『ディナー・ラッシュ』です。
ニューヨークのレストランを舞台に
様々な人間模様を各視点から描く一夜の群像劇です。
群像劇とは、同じ時間、同じ場所に集まった
複数の人物の行動などを同時進行的に一度に描く作品。
ちなみに監督のボブ・ジラルディ
舞台となったレストランの実際のオーナー!
レストラン内で全てが展開していく
密室劇でもあります。
あ、それからこれも冬の映画ですよ!


レストランは大繁盛!美味しい料理がいっぱいの群像劇


あらすじ

冬のニューヨーク。
イタリアン・レストラン“ジジーノ”の経営者ルイは
長年のビジネスパートナーであり親友であったエンリコが
ギャングによって殺害されたことを知り気分が滅入っていた。

もう一つルイを悩ませていたのはそれだけではない。
まずは彼の息子ウードの存在。
伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきた店を
おしゃれで奇抜なメニューで勝負する店に変えてしまったのだ。
気難しい二人はいつもいがみ合っている。

そして副料理長であるダンカン。
料理のセンスは抜群なのだが
ギャンブルで首が回らない。
エリンコを殺したギャングからの借金がふくらみ
絶体絶命の状態。
そしてそのギャングが今、レストランにやってきたのだ。

今夜も店は大入りの超満員。
ディナーラッシュの時間がやって来た。
DinnerRush06.jpg
クイズ王のバーテンダーや
美術家志望の生意気なウェイトレス
ウードに気がある料理評論家
お高くとまったやり手の老画商
様々なキャラクターの店員たちの生き様も交錯して
事態は思わぬ方向に転がってゆく。




個性的なキャラクターが溢れる映画なのですが
あまり有名な役者を使っていないのが面白い!
ネームバリューに頼ったキャスティングではなく
それぞれの個性が引き立っている激シブな人選です。

シェフのウードを演じるエドアルド・バレリーニ
この映画以外に何か出演しているんですかね?
DinnerRush01.jpg
気難しい雰囲気とすっげーモテそうな顔(笑)
料理してる姿がとてもカッコイイ!
彼を目当てに集まる女子もいるわけです。
いかにもオーナーの息子って感じの
青臭くて生意気な若造って雰囲気がよかったです。
まさにハマリ役でした。

副料理長ダンカン役のカーク・アセヴェドもいいですね。
DinnerRush04.jpg
若い頃のニコラス・ケイジっぽい雰囲気。
テレビドラマに数多く出演している俳優らしく
ダメ人間っぷりを見事に演じています。
こいつのせいで色々事件が起こっちゃうのですが
何故か憎めないという不思議な存在感。
sashie162.jpg
なぜこの帽子をかぶってるのかが気になりましたが。


有名な俳優といえばオーナーを演じるダニー・アイエロ
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『ゴッドファーザーPart II』のトニー・ロサト
『レオン』では殺しの依頼を伝えるカフェの主人を演じていました。
今回は親友を失い、遺族を心配し
息子と上手くいかず、ダンカンの借金を心配して
しかもギャングから店を狙われているという(笑)
こういう難しい設定だからこそ
彼のようなドッシリとした渋い俳優が
イイ味を出してくれています。


事務係のニコーレビビアン・ウー。
DinnerRush05.jpg
ダンカンの恋人ですが
過去にウードとも関係を持った事があるという
仕事ができるモテ女という役柄。
ですがまあ割と素朴な顔立ち(笑)
アメリカ人にモテるアジア系って謎ですよね。
どこかで見た顔だなーと思っていたのですが
ラストエンペラーに出演していた女優さんですね。
今でもアメリカを拠点に女優活動をしているそうです。


ナイスキャラなバーテンダーのショーン
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客にクイズを出してもらい
答えられなかったら金を払うという
賭けクイズで客は大盛り上り!
演じるのはジェイミー・ハリスという俳優さんなんですが
調べてみたらこの方、リチャード・ハリスの息子!
ハリーポッターのダンブルドア先生の息子さん!


生意気なウェイトレス、マルティを演じるのは
サマー・フェニックスという女優さん。
DinnerRush02.jpg
もしかして?と調べてみたらやっぱりそうでした!
彼女… リヴァー・フェニックスの妹!

地味なキャスティングと思いきや
なかなか実力派が揃った強力なラインナップ!


どこにでもありそうな日常が映画になるという奇跡


この映画には飲食店あるあるがいっぱい!

例えば新人にダンカンが
あるべきものが定位置にない事で新人にブチギレるシーン。
注文が山のように入っている厨房では
つねに時間との戦いなんですよね。
それをちょっとでも変えられる事のストレス!
ダンカンはギャンブル依存症で
精神的に弱いダメ人間ですが
料理に対する情熱を感じさせる瞬間です。

あと普段は憎まれ口を言い合っている
シェフと副料理長ですが
気難しい料理評論家の注文が入った途端に
一瞬で呼吸が整い、最高のコンビネーションで
一つの料理を作り上げるシーン!
こういう瞬間があるんですよねー。
観てて鳥肌が立ちました。
盛り付ける手元をスローモーションで魅せたり
出来上がった料理を満足そうに見る二人はカッコイイ!

以前紹介したソウルキッチンもそうですが
レストランが舞台になっている映画って
独特なタイム感があって大好きなんです。
厨房のせわしなさ、美味しそうな料理、カッコイイBGM
そして満足そうに食べる客!

ありきたりな日常が素晴らしい脚本によって
一本の映画に仕上がるってのは
映画好きにはたまらないものがあります。

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食べた瞬間『オーマイガー!』


群像劇のお手本 それぞれの人物が魅力的な作品


なんと言っても脚本が素晴らしいですね。
目が回るほど大忙しの厨房では
時には罵り合いながらも華麗な料理を作り上げ
それと同時進行にシェフとオーナーの親子の確執
副料理長の借金トラブルと従業員とのロマンス
店内では評判を聞きつけて集まった客たちが賑わい
料理評論家、クレーマーが店内で愚痴を言い
店の利権を狙うギャングが店内に居座る…といった
様々な人間ドラマが同時進行で描かれています。
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ちなみにこの作品の根底には
『ギャング映画』があります。
マフィア、ギャング映画というと
銃でドンパチする映画を想像する人が多いかもしれませんが
本作のように一つの店をめぐって利権を争ったり
小さな駆け引きで相手を陥れたりという
日常に隠れた闇の部分を見せる映画もあります。
血なまぐさいサスペンスの要素もあり
よくぞ100分でまとめ上げたなと感心しました。
単なるドタバタな展開ではなく
群像劇の面白さがしっかりとある見事な脚本です。


なかなか衝撃的なラストシーンが用意されていますので
テンポよく最後まで楽しめる粋な映画だと思います。
お腹をすかせてご覧下さい!









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[ 2013/12/25 13:14 ] グルメ | TB(0) | CM(0)













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